「卒論の目次の作り方がわからない」と思っていませんか?
確かに卒論の目次の作り方について詳しく説明されないので、目次を作るのが難しいのはその通りですが、実は卒論の目次を作るコツがあるんです!
今回は卒論の目次を作るコツが気になる方に向けて、卒論の目次を作るコツを解説します。
卒論の目次を作るコツ1:「はじめに」と「まとめ」の後に作る
最初に紹介する卒論の目次を作るコツは、「はじめに」と「まとめ」の後に作るという方法です。
これはどう意味か詳しく解説していきましょう。
「はじめに」というのは卒論において問題提起をしたり、なぜその研究テーマを選んだのかという研究のバックグラウンドであったりを書く場所です。そして自分が抱いた疑問や問題意識について書くという場所でもあります。つまり卒論の「スタート地点」です。
そして「まとめ」というのは、「はじめに」で書いた問題提起や研究のバックグラウンド、そして自分が抱いた疑問や問題意識に対する答えを書く場所です。つまり卒論の「ゴール地点」です。
この卒論の「スタート地点」と「ゴール地点」をしっかりと最初に定めておくということがとても大切です。
山道を登る時にもどの入り口から登って、頂上までいくのかということが大切です。また旅行に行く時にはどこに行くのかというゴール地点の設定が必須です。
これらの「スタート地点」や「ゴール地点」がなければ、その道順を決めることができません。そしてその道順こそが「目次」なのです。
だからこそ「はじめに」と「まとめ」を最初に書いておくことで、研究のきっかけや理由とその答えを明確にすることができ、したがって「どのように話を進めていくのが効果的か」という目次であり、卒論の道順が定めやすくなるのです。
卒論の目次を作るコツ2;卒論の骨組みを参考に作る
次に紹介する卒論の目次を作るコツは、卒論制作の際に作ったはずの骨組み、つまり構成(プロット)を参考にするということです。
卒論を制作する際には、目次のベータ版とも言えるプロットを作成していることと思います。
それはつまり先ほど述べた道順の仮決め段階であると言えます。この卒論制作前のプロットを見ながら目次を組み立てていくということも効率的です。
卒論の目次を作るコツ3:とりあえず設定して後から増減してOK
最後に紹介する卒論の目次を作るコツは、「とりあえず目次を設定して見て、卒論を書き進める際に必要になった項目は増やし、不要になった項目は消す」ということです。
かなり行き当たりばったりに見えるかもしれませんが、これは卒論を書く上で、実際に起こりうることです。
頭の中では卒論の構成がしっかりと出来上がっていたとしても、実際に文章に起こしてみると意外と不要な場所があったり、加筆が必要な部分があるという可能性があります。
そのため目次を決める際に、「これが卒論の本決まりの構成だ」と気合いを入れて作ってしまうと逆に卒論が柔軟性を持って書くことができなくなってしまいます。
反対に「目次は流動的に変わってしまう可能性がある」という認識を持ちながら書き進めていくことで卒論を柔軟に記述することができます。
気をつけなければならないのは、「はじめに」と「まとめ」で示した問題提起とゴールだけは変えないようにするということです。
卒論を書き始める段階では問題提起があるのと同時に結論が出ているということが理想的です。結論が出ていない状態で卒論を書き始めると収拾がつかなくなってしまうからです。
ただしスタート地点からゴール地点まで行く際の道順については順不同、また寄り道などもありうると考えると良いでしょう。
卒論の目次は後から変更できるので、まずは詳細に作ってみよう!
とにかく卒論の目次を制作する上で大切なのは、「まず目次を作ってみる」ということです。ここでもし作れるならできるだけ細かく目次を作っておくとよいでしょう。
卒論の制作が進んでいく中で消えていく目次もあるかもしれませんが、それは普通のことです。
まず目次を余剰が出るかもしれないぐらいに組み立てておき、その上で執筆を進めていけば、文字数に心配することもありませんし、卒論を組み立てる要素が足りなくて困るということもありません。
そのため卒論の目次は後から変更できるので、まずは詳細に作ってみるということをおすすめします。
コメントを残す