「教育実習の辞退はしてはいけない」と思っていませんか?
確かに教育実習の辞退をするのが一般的にはよくないと言われているのはその通りですが、実は教育実習の辞退はしてもいいんです!
今回は教育実習の辞退をしてもいい理由が気になる方に向けて、教育実習を辞退してもいい理由、教育実習を辞退する時期やその他のことについて解説します。
教育実習を辞退してもいい!
教育実習は理由がなんであっても辞退して構いません。
教育実習を辞退する際にはふた通りのパターンがあると思います。
一つ目は「辞退しなければならない理由がある」
二つ目は「教育実習を受けなくてもよくなった」
この二つです。前者は、「将来的に教育実習を受けたいと考えているけれど、今回申し込んでいる教育実習についてはいけない」というもので、後者は「民間企業などに就職をすることになったから教育実習を受ける必要がなくなった」ということです。
教育実習は年度当初から学校の行事予定に入っているため、どちらの理由であっても辞退をされると迷惑はかけてしまうのですが、
「無理やり教育実習に来て、中途半端な参加になってしまう」
という事態に陥るよりは、辞退をした方が学校としては助かるのです。
実習生も生徒に対して授業等を行うわけですので、中途半端になってしまうよりは辞退をしてしまう方がいいのです。
教育実習を辞退する時期は?直前はダメ?
教育実習を辞退する時期の正解は
「早ければ早いほどいい」ということに限ります。
やはり教育実習生を迎えるにあたって学校側にも準備があるからです。
授業を担当するのであれば
「実習生にはどの教材を使って授業をしてもらうか」
「この教材を受け持ってもらうのなら、このペースで授業を進めなくてはいけない」
などかなり前もって計画をされているはずです。それが直前に辞退となると教科担当の先生は時間がない中で実習生の分の授業準備も行わなければなりません。
そうならないためにもできるだけ早く辞退をするなら連絡は必要です。
しかしすでに書いた通り、
「無理やり参加をして中途半端になってしまう」のであれば、
当日にでも辞退連絡をした方がまだ学校としては助かります。
どちらにせよ迷惑はかけてしまうので、辞退の連絡は一日でも早い方がいいでしょう。
教育実習の辞退が単位不足の時の断り方
次に「教育実習の辞退理由が『単位不足』だった時の断り方」をご紹介します。
ほとんどの学校が電話を掛けた際に事務職員に繋がる形になっているため、
最初は「挨拶」と「取り次ぎ依頼」から始めましょう。
「こんにちは。〇〇大学〇〇学部所属の〇〇 〇〇と申します。教育実習の件でご相談させていただきたく連絡をいたしました。教育実習担当の〇〇先生に変わっていただいてもよろしいでしょうか。」
目的の教育実習担当教員が在席していた場合、取り次いでもらえます。
では担当教員に対しての切り出し方です。
「こんにちは。教育実習をお世話になることになっている〇〇です。今日は教育相談についてご相談したく電話をさせていただきました。」
「大変申し訳ないですが、教育実習を辞退させていただきたいと考えております。」
ここまで切り出すと、相手の担当教員は驚くでしょうが理由を聞いてくるでしょう。ここからが本題です。
「実は大学の単位不足で教育実習を実施することができなくなってしまいました。」
「お忙しい中、お手間を取らせていたにも関わらず申し訳ありません。」
ここまで率直に切り出すことで担当教員も理解を示してくれるはずです。
教育実習の辞退が民間への進路変更の時の断り方
次に「教育実習の辞退理由が『民間への進路変更』だった時の断り方」をご紹介します。
これも本題を切り出すまではすでに上記で紹介した通りです。
ここでも嘘をつかずに正直に話した方がいいでしょう。
「実は色々と考えた結果、民間企業の就職活動の方を選びたいと考えています。」
「直前まで教員と民間企業の就職を迷っていたのですが、この時期になり、民間企業への 就職をしたいと考えるようになりました。」
「これまで色々とお時間をお取りして、ご対応くださったのに、このような結果になって しまい申し訳ございません。」
このように率直に述べることで、怒られはするかもしれませんが、相手側もあなたが正直に言ったことに関しては認めてくれることでしょう。
教育実習の辞退届やお詫び状・手紙の書き方
教育実習の辞退届やお詫び状に関しては以下の文面に沿って送るのが良いでしょう。
(例文)
この度、いただいておりました教育実習の内定に関しまして、辞退をさせていただきたくお願い申し上げます。
理由は〇〇です。
(以下に、理由の詳細を記しましょう。)
これまで様々な面でお世話になったにも関わらず、このような結果となってしまったことを深くお詫び申し上げます。
何卒ご了承いただきますようよろしくお願い申し上げます。
教職実習の辞退をするならできるだけ早い時期に直接伺うのがベスト!
今回は電話や手紙での辞退届の伝え方をご紹介しましたが、できるだけ直接学校に伺って一言謝罪するのがベストです。
断り方が失礼な場合は、以降、同じ大学・短大の実習生を受け入れてくれない場合も出てきますので、できるだけ丁寧に誠意を込めて断るようにしましょう。
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