「教員免許は一種でも二種でもどっちでもいいから切り替えなくてもいい」と思っていませんか?
確かに教員免許を二種から一種に切り替えなくても教員にはなれるのはその通りですが、実は教員免許を二種から一種に切り替えた方がいいんです!
今回は教員免許を二種から一種に切り替えた方がいい理由が気になる方に向けて、教員免許を二種から一種に切り替えた方がいい理由や教員免許を二種から一種に切り替える方法を解説します。
教員免許を二種から一種に切り替えた方がいい理由
最初に「教員免許を二種から一種に切り替えた方がいい理由」について詳しく解説していきましょう。
教員免許を二種から一種に切り替えた方がいい理由1:教員採用試験に有利
まず教員免許を二種から一種に切り替えた方がいい理由の一つ目は、
「教員免許一種を取得している方が教員採用試験では有利」であると言えるからです。
教員免許を取得する際に、結果的には教員免許一種でも二種でも教員になることは可能です。しかし教員免許一種の取得の方が必要単位数が多いことや、大学で4年間勉強しなければならないため、一般的には教員免許二種の保持者よりも専門性が高いと言えるのです。
もちろん教員免許二種の教員や教員志望者に実力がないというわけではありません。
しかし採用する側の教育委員会としては、教員免許の種類はその人の教員についての学歴を判断する材料となりやすいのです。そのため教員採用試験では教員免許一種の方が優遇されてしまうのです。
教員免許を二種から一種に切り替えた方がいい理由2:教員免許一種の方が給与が高い
これは各都道府県自治体の教育委員会が規定する給与規定にも書かれていますが、「短大卒」よりも「大卒」の方が給与が高いことが明らかにわかります。それは新卒の場合であっても数万円の違いがあります。
その理由は「短大卒」の教員志望者が持つ教員免許が「教員免許二種」であるのに対して、「大卒」の教員志望者が持つ教員免許が「教員免許一種」だからです。
つまり教員免許一種の方に切り替えをしなければ、給与面での不遇は教員生活上、常につきまとうことになってしまうのです。
教員免許を二種から一種に切り替えた方がいい理由3:教員免許一種を持たなければ管理職にはなれない
退職まで担任を持ち続けるというのは体力的にもしんどいことです。将来を見据えると学校長や副校長、教頭などの管理職にいずれは上がりたいと考えている教員志望者は多いでしょう。
しかし将来的に学校長、副校長などの管理職になることを目指していたとしても、教員免許二種ではなることができません。管理職になるには教員免許一種を取得することが必須条件となっているのです。
教員免許を二種から一種に切り替える方法
さて次に教員免許を二種から一種に切り替える方法をご紹介します。
教員免許を二種から一種に切り替える方法1:必須三条件をクリアする
教員免許の二種から一種に切り替える上でこのような条件が付与されています。
二種免許状取得後、上位の一種免許状を取得するためには、所持する免許状に相当する学校の教員として所定の期間、良好な成績で勤務し、かつ大学等において所定の単位を修得することが必要になります。
(引用元:教員としての在職年数と単位修得により所有する教員免許の上級免許を取得する場合(別表第3、第6による申請 ー 東京都 教員免許案内)
各都道府県ごとにも若干の、規定の違いはあることとは思いますが基本的には上記に引用したもののように、
「所持する免許状に相当する学校の教員として所定の期間」
「良好な成績で勤務」
「大学等において所定の単位を修得」
の三条件をクリアする必要があります。
教員免許を二種から一種に切り替える方法2:認定講習・公開講座を受講
また教員になってから教員免許を二種から一種に切り替えるには、各都道府県自治体の教育委員会が規定する「教員免許を二種から一種に切り替えるための認定講習・公開講座」を受講する必要があります。
以上の「教員免許を二種から一種に切り替える方法」二項目をクリアすることによって、教員免許を二種から一種に切り替えることができます。
教員免許を二種から一種に切り替えるのは大変だけど切り替える価値はある
教員免許を二種から一種に切り替えるのは大変です。
しかし最初に紹介したように教員免許を二種から一種に切り替えることによって給与面、待遇面で有利になる点がたくさんあります。
将来的にも教員を長く続けていく予定の方は、教員免許を二種から一種に切り替えておくのが得策です。
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