大学を辞めたいと一年で思うのは果たして本当に良くないことでしょうか。
確かに両親や周囲は大学を辞めることに反対する人が大半だと思います。当然、入学するまでにお金や時間、苦労がかかっているので当然といえば当然です。
では大学を辞めたいと一年で思う人はどうしたらよいのでしょうか。まずは辞めたいと思う理由から分析し、どうすればいいのかを解説していきます。
大学を辞めたいと一年で思うのは本人の問題か
大学を辞めたいと一年で思うのはその人自身が原因なのでしょうか。
原因は様々だとおもいますが一概にその人が原因だとは言えないでしょう。ここでは経済的な要因、事故や怪我を除き、大学を辞めたいと一年で思う人へのアドバイスを述べていきます。
大学を辞めたいと一年で思うのはなぜか
自らの意思で大学進学を選択し、受験勉強の苦労を乗り越えたにもかかわらず大学を辞めたいと一年で思うのはなぜでしょうか。
まずはその原因について分析していきましょう。
大学を辞めたいと一年で思う原因1:思っていたものと違ったから
思っていたものと違うというのは様々な事柄から言えると思います。
例えば自分が学びたいと思っていたことが入った大学では学べないことに気づいたり、思い描いていた大学生活の華やかさを感じられないなどです。
いわゆるミスマッチと言われるものです。
大学を辞めたいと一年で思う原因2:友達ができない
高校まではクラスがあり、毎日同じクラスメイトと会い、部活もあり、比較的友達が出来やすい環境があります。
しかし大学では決まったクラスメイトと毎日会うことはありませんし、講義によっては友達が一人もいないなんてこともあります。
そもそも大学に入学した時点で友達が誰もおらず一から人間関係を築こうということ自体、人によっては大変なことなのかもしれません。
友人がいない故に辞めたいと思うのは当然で、それは自由な時間の多くを友人と過ごすことで充実感を得られるからです。
大学を辞めたいと一年で思う原因3:大学に行く意味を見いだせない
一つ目に挙げた「思っていたものと違ったから」のところと少し関わってきますが、大学に入学してやりたいと思っていたことがそこで実現できないと感じれば辞めたくなってきます。
また高校では担任など生徒と教師の距離が近く、何かと困ったことがあれば相談しやすい環境があります。
それに比べ大学では高校に比べ生徒と教師の距離は離れている上に、自由な時間も比較的多く、選択肢も多いが故にに大学で何をやるべきか、何のために大学に行っているのかを見失いがちです。
大学を一年で辞めたいと思った時に考えるべきこと
大学を一年で辞めたいと思った時に本当にやめるべきなのかを必ず考える
辞めたいという考えに至った時点で一度立ち止まって考えるべきです。
自分がその大学に入るまでに掛けた労力や時間、お金を鑑みて、まずは自分自身で本当に今辞めるべきなのかどうか考えるべきです。
自分で考えても答えがでなければ周囲を頼ってもいいでしょう。両親や高校時代の友人に打ち明けるべきです。もしかすると打ち明けることで一度は気持ちが楽になることもあるかもしれません。
ただ周りの意見を聞いて、それにただ従うのではなく最後にもう一度自分自身で考えるべきです。
辞めたいと考えるに至ったということはきっとあなたにとって大きな人生の岐路にあり、自分自身の意思で決断するべきです。
大学を一年で辞めたいと思った時に辞めた後の道筋を考える
辞める決断をした方は次に辞めてどうしていくか、その道筋を考える必要があります。
これは必ず辞める前の時点でしっかりと考えておく必要があります。
選択肢は様々で、違う大学への編入、公務員を目指す、就職活動を始めるなどがあります。曖昧な目標設定ではなく、具体的な数字を立てて目標設定するべきです。
例えば辞めて一年後に公務員試験を受験し、警察官になる、などです。
大学を一年で辞めたいと思った人に向けて伝えたいこと
大学を一年で辞めたいと思うこと自体は悪いことではありません。
大事なのはその考えに至った後の行動です。
周囲にも相談した上で辞める決断をしたのであれば、辞めた後の道筋を立て、それに向けて努力していく。
辞めないと決断したのであれば、楽しくなるにはどうすればいいかを考えるべきです。大学生活は自主性、自発性が求められます。
どの道を選んだとしても、自ら進んで取り組むことで道が開けるかもしれませんし、社会に出てからも必要なことですので、早めに身に着けておくべきです。
学生は多感な時期でもあるので、今考えていることが今だけの一過性のものなのか、自分だけではどうにもならないことなのか、よくよく考えてみてください。
悩むのも必要なことです。心底考えて出した決断と行動であれば周りも納得すると思いますし、自分自身の将来のために価値ある一歩を踏み出してください。
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