医療事務はどうしてすぐ辞めるのか?原因を考えてみた。
医療事務として働き始めた皆さん。
今の職場で不満を感じていませんか?
入職したばかりだから少しくらいの不満は我慢しないと…
そう思って辛い思いをしながら働いていませんか?
その不満は、医療事務の多くの人が経験するものだと、私は思います。
実際に私も、医療事務として入職した病院を2年で辞めました。
すぐに辞めたくなってしまう原因はどこにあるのでしょうか?
それを解決するにはどうしたら良いのでしょうか。私なりに考えてみました。
医療事務がすぐ辞める原因① いざ入ってみたら〇〇が違った。
よく聞くのは「こんなに残業があるとは思わなかった。」という点です。
毎月始めにはレセプト請求をするために時間を割きます。
診察が混雑して定時を過ぎることもよくあります。
また「こんなに給料が安いとは思わなかった。」という点もあります。
応募の条件に大まかな価格は記載してありますが、実際はそれより少ないことが多いのではないでしょうか。
残業代が出ない、なんで職場もあります。
なぜこのようなギャップが生まれてしまうのでしょうか。
それは、仕事内容や体制が病院によって大きく異なるからだと思います。
「ネットで見たのと」「先輩や知人から聞いたのと」違う、という現象が起きているのです。
言ってしまえば「入ってみないとわからない」のです。
では、そのギャップをなくすためにはどうすれば良いのでしょうか。
入職後に上司に言うことができれば解決しますが、入職したばかりですし、そう出来ない空気も現場にはありますよね。
入職前に行動することで解決できる、という提案をしたいと思います。
1つは、面接の時に自分の希望を細かく伝えること。
そして自分からどんどん質問することです。
私は転職活動中、自分の要望を言って面接に落ちたことがありました。
しかし逆に「合わない職場に入らなくてよかった」と納得して、別の病院を探しました。
もう1つ、私のおすすめは、前もってその病院を見学しに行くことです。
私はパンフレットをもらいに受付に声をかけたりしました。
病院内の雰囲気をつかめるので、より職場のイメージがはっきりしてきます。
医療事務がすぐ辞める原因② 辛いことが多い。
医療事務は患者との距離がとても近い職業です。
患者が困った時に話しかける対象が医療事務なので、それが質問だったり、クレームだったりと様々です。
医師の前では大人しいのに、診察室を出たとたんに医師への怒りを言ってくる患者。
事務を話し相手かのように、自分のことを数十分話し続ける患者もいました。
そんな様々な患者に、頻繁に対応し続けなければならないので、精神的に疲れます。
また、病院内での人間関係も難しいところです。
医療事務は女性が多いので、女性の職場には軋轢があるものです。
他にも、気難しい医師に話かけなければならないことがあったり、
他部署との連携が上手くいかずに迷惑をかけてしまったり。
ただ自分の仕事をしているだけでは済まないのが医療事務だと思います。
これらの辛さにどう対処するかと言うと…残念ですが慣れるしかないかと思います。
あとは、何でも話ができる味方を作ることです。
ストレスを言葉にして吐き出すだけで、とても楽になります。
医療事務がすぐ辞める理由③ 転職しやすい。
医療事務の資格を1度取ってしまえば、就職が有利になります。
現場で積んだ経験は次の職場でも生かすことができます。
そのため「別の職場を探せばいいや」と思いがちであるのも事実です。
私も転職することを前提に働き始めた1人です。
私は医療事務の資格を取った後に、総合病院の医療事務として働き始めました。
自宅から離れた職場でしたが、現場で経験を積み、将来の出産や育児のタイミングで自宅の近くの病院に転職するつもりでした。
しかし実際に働き始めると、レセプト請求の仕事には一切関わりのない、患者の対応のみをする部署に配属されてしまったのです。
患者の対応や医療現場でのあり方は勉強になりました。
しかし、事務の経験が積めないのであれば、ここで働く意味がないと思いました。
そして2年後に辞め、事務として働ける職場であることを確認して、今は自宅の近くの診療所で充実した毎日を過ごしています。
まとめ:医療事務がすぐ辞める原因3つ。
医療事務がすぐ辞める原因は以下の3つです。
1・入職前と入職後で、働く環境に大きなギャップがある。
2・患者のクレームやスタッフとの連携など、辛いことが多い。
3・資格を持っているので転職しやすい。
この記事を読んでいる方で、医療事務として働く日々が辛いと思っている方には、
転職するのも解決方法の1つだということを伝えたいです。
再び医療事務として転職する際は、
働く環境や手当などをあらかじめ確認することを強くおすすめします。
良い職場に巡り会えるよう応援しております。
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