なぜ自己分析が大事なのか。


自己分析と言われても、よくわからないという学生は多いのではないでしょうか。

自己分析しろと言われるが、何をすればいいかわからないし、そもそも何のためにやるの?自己分析をするといつ、何がどうなって、どんないいことが起こるの??

こんな風に、自己分析に対して”やればどんないいことが待っているのかよくわからない”というのが学生の大半の声です。

確かに、自己分析についてしっかり教えてくれる人もいなければ、本もない。

だから、自己分析に関する本を読んでもいまいちピンとこないし、自己分析がなぜ大事なのかを説明も難しい。自己分析してどんないいことがあるのかわからない。

ゆえに、自己分析ができなくなるのは当然のことです。

しかし、ここであえて言いたいのが、就活のすべては自己分析であるということです。

自己分析は就活の出来を9割左右するといっても過言ではありません。これは断言します。

なぜ今、自己分析なのか

ではなぜ、就活において自己分析がそんなに大切なのか。

おそらくこのブログを読んでいる読者の学生の大半がそう思っているはずです。それをみっちり解説していこうと思います。

 

まず述べたいのが、今の学生は情報過多になっているせいで自分らしく生きるための”自分軸”が見えづらくなっている現状があることです。

今の世の中は、働き方改革、副業解禁など多様な価値観であふれかえっている上に、TwitterやインスタなどSNSが普及したことで様々な情報を浴びています。

実はこの情報の多さが、あなたの自分の生き方の軸を惑わせているんです。しかもやっかいなことに、情報の多さで自分の生き方の軸がブレていることに大半の人は気づいていないです。

自覚はないかもしれませんが、このブログを読んでいる読者の99%が情報の渦に巻き込まれて、自分の生き方の軸がブレているといっても過言ではありません。

その証拠に、今自分に対して「将来はこんな仕事をして、こんな人と結婚して、こんな家庭を築いて、住む場所はあそこで3年後にはこうなってて7年後にはこうなってて、10年後には・・」と自分のビジョンを明確に語ることができますか。

 

難しいですよね。というか無理ですよね(笑)

これを書いている僕自身も、数年後のビジョンなんて全く分かりません。

このようにいろんな情報に触れすぎたことで「自分は将来何をしたらいいかわからない」状態が出来上がります。

しかし、しっかりと奥深く深く自己分析をした学生だけは違います。

自己分析をすることでまず、「自分は何を目指しているのか」を知ることができます。

目指すべき方向をわかっているだけで、就活への迷いの9割は吹き飛びます。

自己分析をしていない状態で就活するということは、周りに何もない砂漠にいながら水を求めてオアシスを探している状態です。

歩くべき方向が合っていればオアシスにたどり着けますが、手がかりなしに正しい方向にたどり着けるかどうかなんて100万分の1以下です。

でも、自己分析という名のコンパスを持っていればオアシスへの道は見えてきます。

このように、自己分析することで就活における自分が目指すべき方向性、もっと言えば、自分が受けるべき具体的な会社を見いだせることができます。

しかし、自己分析をすると手に入るのは、就活で自分が受かるべき会社が分かるといったそんな小さなものだけではありません。

入社後も「大学よりも自分らしく、楽しく生活してる」状態を手にすることができます。

自己分析ができるということは、自分がどんな時に楽しさを感じ、どんな時に喜びを感じるというのが経験に裏づきながら奥深くわかっている状態です。

自分だけの”喜びや楽しさのトリガー”を知らないと、自分がどんなことに対して喜びや楽しさを感じるのかがわからないため、多くの社会人はワーキングデッド状態やサザエさん症候群に教われるのです。

しかし、”喜びや楽しさのトリガー”を引くような会社に出会うことができれば、日曜日の夜が何度来てもウキウキ状態になることができ、

「仕事が楽しくてたまらない!!」といった大学よりも何億倍も楽しい社会人生活が待っています。

自己分析をすることで、受けるべき会社がはっきりするだけでなく、自分が大学の時よりも何倍も楽しい社会人ライフを手にすることができます。

だからこそ今、自己分析をするべきなんです。

そもそも自己分析とはなにか

ここでいう自己分析とは、自分の感情な動く瞬間を正確に分析すると言うことです。

ただ単に自分の強みや弱みを知ろうと言うものではありません。

そもそも自分の弱みと強みを知ったとしても、それを就活にどう活かしていくかのか具体的に分かりづらいですよね。

例えばあなたの強みが努力できるところだとしても、どの企業に行っても努力することは求められるため、企業を絞る判断材料にはなりません。

就活において自分の強みは弱みを把握することは大切ですが、ただ単に強みと石見を把握するだけでは自分に合った企業を絞り出すことができません。

それよりかは、自分の感情が動いた瞬間をしっかり分析することが本当の意味の自己分析です。

感情が動いた瞬間というのは例えば、喜びを感じた瞬間、怒りを感じた瞬間、悲しくて涙が出る瞬間などです。

自分のどの行動がどの感情に結びついているかを把握していると、その感情を再現しやすくなります。

どういうことかというと、例えば、テニスサークルの大会で1人で猛練習して優勝したのが1番嬉しかった経験であれば、

あなたは何かに向かってがっつり取り組んでいるときにやりがいを感じたり、結果が目に見えると嬉しさを感じるという傾向があります。

つまり、あなたのやりがいや喜びをもう一度味わうためには、何かに向かって懸命に取り組んだり結果を出すことが不可欠だと言えます。

ここまで見えてくると、「何かに向かって懸命に取り組む」ということから、数字を追う営業職が向いているのでは?とか、

「結果が出ることで喜びを感じる」ということから、自分のやったことが結果として見やすい小規模の会社が向いているのではないか?

など、どんな会社が自分に合っているのかが、より具体的に見えてきます。

このように、自己分析は強みや弱みの把握をするのではありません。

自分が喜びや楽しさを感じたときの行動を再現できるような会社を選び、

自分が苦しみや辛さを感じたときの行動を起こさなければいけないような会社は選ばない。

このように自分の感情が動いた瞬間をしっかり分析することが、自己分析の本来の姿です。

就活で後悔したことランキング1位が「自己分析」

(引用:[ランキング] 就職活動でやっておけばよかったと後悔していることランキング1位から9位|自己分析,筆記対策(SPIなど),業界研究|他 – gooランキング

これを見ると分かる通り、就活でもっとすべきだったことの一位選ばれるのは自己分析です。

なぜ面接対策やES対策が一位では無いのでしょうか。

就活を控えている学生とっては非常に疑問に思うはずです。

実際に自分も社会人として働いてみてわかったのですが、結局仕事というのは大企業に入っているかどうかではなく、

「自分がやりがいを持って取り組めているか」「自分がその仕事で最高に楽しいと思えるか」に尽きます。

もちろん大手でバリバリ働いて最高に楽しいと思える人もいれば、小さな会社でバリバリ働いて楽しいと思える人もいます。

就活の時は、あれほど大手かどうかが気にならがちですが、

結局のところ、会社に入ってしまえば大手かどうかは、もはやどうでもよく、「自分がやりがいを持って仕事に取り組めるかどうか」に尽きます。

しかし、現役の就活にとっては実際に働いた経験が少ないため、「仕事を楽しめるかどうか」に重きをおかず、大手かどうかで判断してしまいがちです。

だからこそ、大手かどうかに重きを置いていた学生が実際に社会人として働き始めると、毎日楽しくない仕事をすることになりやがて地獄のような日々が続きます。

この時になって初めて、「自分が何に対して喜びや楽しさを感じるのかを知った上で就職活動すべきだった」と悟るようになり、「もっと自己分析すればよかった」という声が上がってきます。

では自己分析しないまま、内定をもらって入社して働くことがどれだけ刺激的な人生を送ることになるか、具体例を交えて説明します。

自己分析をしなかった就活生の末路

就職活動真っ只中の、ある大学生の男の子がいました。

その大学生は、その当時、半年間ハマっていた、ネットでアパレル販売をしていた経験からEC業界を目指していました。

志望業界の動機としては客観的に見ると十分に納得できる動機です。

自分では明確な志望動機だったので、これ以上自己分析をする事はせず、そのまま就職活動を進めました。

しかし、これが悲劇の始まりでした。

 

その大学生の男の子は無事に念願のECの会社に入社することができ、自分としては就活が成功したつもりでした。

しかし、就活が終わる頃にはハマっていたはずのネットでのアパレル販売が飽きてしまいました。

ECの会社を受けた動機だった、ネットでのアパレル販売に飽きてしまったので、それからというもの、EC業界に対する興味が完全になくなっていました。

それに気づいたのは入社する直前。

もはや後戻りをすることができず、再就職をする時間もほとんどなかったため、EC業界での興味を失なったまま、ECの会社に入社することになりました。

無論、それからの社会人人生はひどいものでした。

もはや会社への興味が失った状態で入社したので、新卒なのに仕事に身が入らず、

ついには入社2週間でヤクザのような見た目をした上司から低いトーンで、「お前、ふざけるなよ。」と言われるほどでした。

しかし、それでも仕事に身が入らず、ついには上司の間でも「サボりキャラ」として完全に認定されました。

しかも、そのサボりキャラはまだ会ったこともない先輩社員や上司にも広まり、入社してわずか2週間足らずで、やる気のない人認定をされてしまいました。

しかももっと厄介なのが、そのサボリキャラに対して危機感を全く感じず、その態度が治りませんでした。

それほど仕事に身が入らなかったので、何をしても楽しくなく、入社して1ヵ月になる頃は同期に「大丈夫?」と真剣なトーンで声をかけられるほど、疲弊していました。

それから、会社を辞めるまではいかないものの、ずっと暗い気持ちだったので毎日毎日毎日毎日楽しくない日々を過ごしてしまうのであった。

 

「なぜ一時期ハマっていたネットでのアパレル販売を軸にして会社を選んでしまったのだろうか。」

「なぜもっと、自分の根本的なところを分析しなかったのだろうか」

このとき初めて、自己分析の重要性を認識しました。

自己分析をしなかったせいで、入社後に生き地獄のような日々を味わうことになりました。

 

 

このように、「自分が何に対して喜びや楽しさを感じるのか」をしっかり分析しなかったせいで、

入社してわずか1ヶ月足らずなのに、仕事に身が入らず、先輩や上司に「サボりキャラ」と呆れられるほどになってしまいました。

 

この大学生ですが、実はこのブログを書いている私のことです。

現に私も自己分析をしっかりしなかったせいで、入社早々「サボりキャラ」として先輩や上司に広まるほど、仕事に熱を持って取り組むことができませんでした。

この時は本当に生き地獄でした。何をしていても楽しくありませんでした。

このように、自己分析をしなかったせいで、初めて自分の就活の失敗を実感することになりました。

自己分析をしっかりできた就活生はかなり活き活きしてる

逆に自己分析がしっかりできている就活生はどうか。

自己分析がしっかりできているということは、自分が何に対して喜びや楽しさを感じるかわかってるだけでなく、

その喜びや楽しさを再現するための具体的な行動を知ることができたり、過去を振り返るとその具体的な行動と喜びや楽しさを感じる感覚には連続性があることがわかります。

例えば、僕の場合であれば過去の経験から「何かに対して尽くすこと」に対して喜びや楽しさを感じます。

僕は過去に、英語サークルの先輩の引退式でサプライズムービーを作って先輩全員に涙を流させることができたり、英語サークルの後輩に英語を教えているときなどは後輩から定評がありました。

また付き合ってる彼女にも誕生日には盛大なサプライズをしたりして、感動で涙を流させたこともあります。

また、大学時代だけでなく、高校の時にやっていたバスケ部の後輩には「面倒見が良くて好きです」と言われたり、幼稚園や小学生の時には 10種類以上もの生き物の面倒を見ていました。

このように形は違えど、何かに対して尽くしているときに、自分は喜びや楽しさを感じ取りやすいことがわかりました。

しかもただ1回の経験だけでなく、何かに対して尽くした事例から何回も喜びや楽しさを感じることから、連続性も見て取れました。

このように、自己分析では自分が喜びや楽しさを感じる具体的な行動を上げるだけでなく、その経験が何回もあって再現性があるかどうかも確かめなければいけません。

まだまだ深掘りしていくとこの記事では収まらないくらいになってしまうのですが、ここまで自己分析ができていると就活の方向性はかなり見えてきます。

僕の場合であれば、「尽くすこと」に加え、対個人の喜びが直に見えるのが自分の楽しさ喜びを感じる瞬間なので、

転職エージェント、ウェディングプランナー、不動産営業、ライフプランナーなどが候補として浮かんできます。

 

このように、自己分析がしっかりできていると自分が本当に楽しむことができる職業を見つけられることができます。

そして、深い自己分析によって裏付けされた志望理由は他の就活生と比べ物にならないほど内容が深く、面接官にも響きやすいです。

つまり、自己分析を奥深くまでできた就活生は、自分が喜びや楽しさを”本当に”感じることのできる職業が見つかるだけでなく、

深い自己分析とともに志望理由に奥深い裏付けをすることができるので、選考に受かりやすく面接官からもかなり高い評価を得ることができます。

「どんな会社が自分に合うか分からない」は自己分析が解決してくれる。さあ、就活を成功させるためにも自己分析をしよう

よく就活生の悩みとして、

「どんな会社が自分に合うかわからない」

「自分がどうしたいのかよくわからない」

このような悩みがよく挙げられます。

 

確かに今まで敷かれたレールの上を歩んできたので、いざ自由にやってくださいと言われるとどうすればいいか分からなくなるのは当たり前です。

だって、ほんの 20数年しか生きていないのに、自分がどう生きたいかなんて分かりませんよね。

だからこそ”自分がどうしたいのか”をはっきりさせるために、自己分析が必要です。

よく「自己分析は何をすればいいかわからない」「自己分析をしてどんなメリットがあるか分からないからやらない」という声が挙げられ、

そういう学生の大半は浅い志望理由とともに、面接対策やES対策に力を入れるが、 志望理由が浅いためなかなか内定をもらうことができません。

仮に内定をもらったとしても、自分が何に対して喜びや楽しさを感じるかがはっきりわかっていないため、

入社後の仕事と自分の理想にギャップが生まれてしまい、やがてウォーキングデッドやサザエさん症候群のような、生き地獄のような日々を送ることになります。過去の僕のように。

 

だから、僕は就活において最も大切なのは業界研究やES対策や面接対策ではなく、“自己分析”だと声を大にして言いたいです。

自己分析をしっかりしていれば、自分が就活で目指すべき方向がわかるだけでなく、

しっかりと裏付けされた自己分析は中途半端に身に付けた面接対策やES対策と比べ物にならないほど面接官の心を動かしたり、入社後も”心から楽しくてたまらない状態”で働くことができます。

 

迷わずまっすぐ進むためにも、トップレベルで内定するためにも、入社後に自分らしく働けるようになるためにも、

今一度、自分がどんなことをしたときに感情が動くのか、しっかりと自己分析をしましょう。

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