就活の時によく言われるのが、「親から他己分析してもらいなさい」ですが、就活をしていた当時の僕は全然ピンと来ませんでした。
「親に他己分析してもらったところで、会社選びや内定にどう関係があるの?ただの思い出を浸る会じゃん」
と、本気でこのように思っていました。
しかし、自己分析を深く勉強した今であれば親からの自己分析は、他の誰よりも貴重だと断言できます。
親からの自己分析をもらってるということは「楽しくてたまらない」という会社に出会う大きな手がかりをつかんだことと同じです。
今から、親からの自己分析はなぜ重要なのかを解説していきます。
0歳~5歳までは自分の人格の基礎の基礎が形成されている時期。だからより自己分析が深められる
就活においては、自分が覚えていないような幼少期の分析こそ非常に重要な意味を持っています。
なぜなら、自分が何に対して感情を揺さぶられるのかが出来上がった時期だからです。
幼少期の自己分析を知らなければ、楽しい気持ちを仕事で再現させる方法を知らないことになるので、自分らしく楽しく働ける会社と出会う事は難しくなってきます。
だから、幼少期の出来事を知ることは就活を成功させる意味でも入社後に楽しく働くためにも非常に大切な意味を持ちます。
自分よりも親の方が幼少期の自分を詳しく知ってる
しかし自分の個性を築き上げてきた幼少期の出来事は、自分ではほとんど覚えていません。
そこで、親に聞くことが大切になってきます。
親の立場からすれば、幼少期の自分は1番かわいい時期でもあり、1番目を離してはいけない時期です。
ゆえに自分よりも、親は幼少期の自分のことを知っています。
どんな子と仲が良かったか
どんな遊びをしていたか?
どんなことに対して喜びを感じていたか?悲しみを感じていたか?怒りを感じていたか?
このようなことは自分1人で思い出すよりも、ずっとそばで見てきた親に聞いてみるのが1番です。
親からの他己分析を最初の段階でやると早く方向性が決まりやすく、最後の段階でやると自己分析の確信度が高まる
親からの他己分析と友達からの他己分析の違いは、自分のことを見てきてくれた期間の違いです。
無論、友達よりも親の方が自分のことを見てきた期間は長いです。
それゆえ、自分の根本の部分を友達よりも親は多く知っています。
そのため、就活の最初の方で親に他己分析をしてもらえれば、
自分が何に対して楽しさや辛さを感じるのかを根本的なレベルで知ることができるので、比較的早い段階で自分に合う会社が見つけやすいです。
逆に就活の後半で親に他己分析をしてもらえれば、
今までの自己分析と自分の根本的な部分を知ってる親からの他己分析を組み合わせることで、さらに自己分析の確信度が深まったり、楽しさや辛さを感じる要因を新しく発見できる可能性が広がります。
このように、親からの他己分析には自分自身の個性や気持ちの感じ方を築き上げた出来事を知れるので、自分が楽しく働ける企業との出会いに大いに役立つことができます。
【実例】親に他己分析してもらったことで、幸せになれる働き方への確信度がより高まった
僕自身も、親に他己分析をしてもらいました。以下が実際の例です。
自分の母親からこのようにして他己分析をしてもらいました。
これをもらった瞬間、僕は非常に驚きました。
「今の自分の自己分析とまんま同じだ。自分の自己分析は間違ってなかった、、!」
僕の今までの自己分析では、「人や生き物に尽くすこと」が自分の喜びを感じる瞬間でした。
その点でいうと、上記の画像の母親からの他己分析にはこのような共通点がありました。
誰とでも女の子でも遊べる子・・人と関わることが好き
ダンゴムシや亀の飼育をしたり、幼稚園の飼育当番をした・・面倒を見るのが好き
このように、今までの自己分析と母親からの他己分析を組み合わせることで、より自分が楽しさを感じる条件の正確さを深めることができました。
また、自分の自己分析を深められるだけでなく、あらたに気づかされたことがありました。
それは「自分がやっていることに同調してくれる子と仲良かった」という部分です。
これは今の自分では絶対に気づけなかったことでした。
そのせいもあってこの部分を深く分析してみると、確かに今も自分と同じようなことをしてたり同じような考えを持ってくれる人と仲良かったです。
このように考えると、僕の場合であれば「自分と似たような思考回路を持っている人と一緒に働くこと」が自分が楽しく働ける条件の1つだと気づくことができました。
このように、母親からの他己分析のおかげで自己分析の確信度を深めることができましたし、自分が楽しくなれる条件というのを新たに知ることができました。
しかし、無理に親に他己分析をお願いする必要はない
ここまで親からの他己分析を推してしまうと、就活で成功するには絶対に親からの他己分析がなきゃいけないのか?と思ってしまうかもしれません。
しかし、無理に親に他己分析をお願いする必要はないと僕は思います。
大学生は多感な時期なので、親との関係性が良くないという人はかなり多いと思います。
現に僕も、大学時代は実家に住んでいたのに親と会話をする事は全くなく、親に他己分析してもらうだなんて、天と地がひっくり返ってもできることではありませんでした。
なので、親に他己分析をお願いする抵抗感というのは非常によくわかります。
だからこそ、無理して親に他己分析をお願いしなくて大丈夫です。
幼少期の自己分析をするには、親からの自己分析以外にも幼少期時代の友達や親戚、さらには幼少期時代の写真や作った作品などを見ることでも自己分析できます。
幼少期の自己分析をするためには、必ずしも親から聞かないといけないわけではないため、無理はしないでくださいね。
親に他己分析をお願いすることで、自己分析がより強固になる
とは言っても、親からの自己分析はやはり貴重であることには間違いありません。
親は、自分が生まれてから今現在の事まで 1番近くであなたのことを見てきた人です。
あなたがどんな時に楽しさを感じ、悲しさを感じ、怒りを感じるのか。
このようにあなたの感情が動く瞬間をある意味、誰よりも理解してるのは親です。
もしかしたら自分以上に理解してるかもしれません。
自分が本当に入ってよかったと感じることができる会社に出会うためには、自分が何に対して喜びや悲しみを感じるのかをしっかり理解することが必要可決です。
自分らしく働ける企業と出会うためにも、少し恥ずかしいですが親からの他己分析を参考に、自己分析をより深めてみましょう。
コメントを残す