「卒論のまとめの書き方がわからない」と思っていませんか?
確かに卒論のまとめの書き方がとても難しいのはその通りですが、実は卒論のまとめを書く方法があるんです!
今回は卒論のまとめを書く方法が気になる方に向けて、卒論のまとめを書く方法を解説します。
卒論のまとめの書き方を確認する前に知っておきたいこと
卒論のまとめの書き方を見ていく前に、卒論のまとめの意義について確認をしましょう。
卒論のまとめの意義とは、なぜ卒論のまとめを書くのかということです。これを最初に確認しておくことで卒論のまとめを素晴らしいものにできるだけでなく、卒論全体のクオリティーをあげることもできるのです。
卒論のまとめを書く意義とは「卒論のゴールを読者と製作者である自分に示す」ということです。
卒論のまとめというと、卒論制作の最後に書くものだと思っていないでしょうか。しかし卒論のまとめは最初に書くべきなのです。なぜならゴールを最初に定めておくことで、卒論の筋が通り、寄り道や脱線をせずに卒論を書くことができるからです。
卒論を書いていて途中から全く筆が進まないという方がいます。それはゴールが明確に見えていないからです。ゴールがはっきりとわかっていれば、書くべきことや、そのゴールへの道筋がはっきりと見えるので「卒論制作が途中で止まってしまう」ということはあり得ません。
卒論のまとめの書き方
では次に本題の卒論のまとめの書き方をご紹介していきます。
卒論のまとめでは、卒論で研究した中でわかったことを簡潔に書いていきます。また確認すべきなのは、「はじめに」や「導入」で書いた問題提起としっかりとマッチングしているかどうかということです。
卒論の「はじめに」では、何かしらの疑問や問題提起、このテーマを研究をするに至った理由などが書かれているはずです。「まとめ」ではその疑問や問題提起、このテーマを研究をするに至った理由に対する答えを書いておくことで対応させましょう。
極端に言えば、「はじめに」と「まとめ」を読むだけで、その卒論での研究内容や結論がわかるということが大切です。
また文字数ですが、卒論全体の文字数の「0.5」割と考えてください。
これは卒論の黄金比である、
「はじめに」「まとめ」1割 : 「本論」 9割
という割合に従っています。
そのため、例えば全体で3万字の卒論を書くとしたら、その一割である3,000字を「はじめに」と「まとめ」で半分にわけ、それぞれ1,500字程度で書くということになります。
それ以上の割合を割いてしまうと、本文の中身が薄くなってしまったり、指導教官からの減点によって卒論の評価が低くなってしまうかもしれません。
あくまで「本論」が卒論のメイン、そして簡潔に研究の中の問題提起と答えを書くための場所だと考えてください。
卒論のまとめの書き方の例
次に卒論のまとめの例をご紹介していきます。この卒論の例のようなまとめを書くことができれば「いい卒論のまとめ」だと言えます。
今回の卒業論文の執筆を通して、現在、世界的に問題になっている環境問題の深刻さについて再認識させられた。日本がフィリピンや中国などのように深刻な環境問題を抱える可能性もあるということが分かり、危機感を持った。
今回、卒業論文の研究を進めていく過程で環境は、その国の経済との結びつきが非常に強いということがわかった。そのため、私はこの研究の結論として日本の経済を再興させるということが、日本の環境問題を解決するための有効な手立てだということを位置付けたい。
また、それだけに止まらずこの手立ては世界的にも共通項として主張していくことができる手法になるはずである。
今後、日本は世界の環境問題に対して毅然とした態度で立ち向かい、経済的な観点から環境問題に対してアプローチしていくべきだ。
卒論のまとめの書き方は「あえて最初に書く」ことが大事!
上記で卒論の意義や書き方、そして模範例などを紹介してきました。
その中で一番、実践をして欲しいのは卒論のまとめを「あえて卒論の最初に書いておく」ということです。
指導教官の中には、卒論を「はじめに」や「まとめ」だけ読んで評価をする人もいるようです。それだけ問題提起の観点や結論としての着地点は大切なのです。
卒論制作を滞りないものにするためにも、卒論のクオリティをあげるためにも卒論のまとめはあえて最初に書くことをおすすめします。
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