めまいで仕事休むのは誰がどう見ても当たり前な理由

あなたはめまいを経験したことはありますか。多くの人が「経験したことがある」と答えられるでしょう。確かに、少しめまいがすることは、珍しいことではありません。

しかし、いつもとは比べ物にならないめまいがした時、大事をとって仕事を休むべきか考えますよね。めまいは、ほかの大きな病気の症状の一つとして出てくることがよくあるからです。

そこで、今回は、めまいに隠れる病気の兆候、めまいで仕事を休む時にすべきことなどを、お伝えします。

めまいで仕事を休むのは、甘え?

仕事をする上で、身体は資本です。思い切って休みましょう。とは言っても、「自分の任された仕事があるから行かなければ!」「周りに迷惑をかけられない!」と考えてしまいますよね。

まだその職場で働き始めたばかりだったり、普段からミスや迷惑をかけること多かったりすると、なおさら休むと言いにくいです。

社会人になると、「体調管理も仕事のうち」とよく言われます。職場によってはその風潮が強いことあります。上司に連絡するのが怖いという人もいると思います。

しかし、自分を追い込まないでください。しんどい雰囲気を出してしまったり、集中できない状態で出勤されても、逆に周りが困ります。会社って本当は、1人ぐらい居なくても回るように出来ています。普段は怖い上司も、病気となれば心配してくれるかもしれません。

仕事を休むほどのめまい、どんな病気が考えられる?

「いつもと違う」、「なにかおかしい」と感じたら必ず病院で診てもらいましょう。放っておくと治すことができない状態になってしまうかもしれません。

めまいには、急性のものと慢性のものがあります。

急性のめまいから考えられる病気の一例として、身体の動きと脳の情報処理のズレによって引き起こされる良性発作性頭部めまい症、難聴につながるメニエール氏病などがあります。ほかにも、風邪や中耳炎からくるめまい、ヘルペスやウイルスからくるめまいが考えられます。

また、慢性のめまいの症状は、ふらついたり、よろめいたりというものです。こちらの場合、脳内の腫瘍やできものが、脳神経を圧迫して起こっている可能性が高いです。早い段階で医療機関を受診することで、手術で治る可能性も高くなります。手遅れにならないうちに、受診しましょう。

めまいで仕事を休む時すべきこと

【めまいで仕事を休む時すべきこと】会社に連絡する

いくら身体が資本だから休むべきと言っても、

急に仕事を休むのは、周りの人達に迷惑をかけるに違いありません。

休まないのではなく、休む理由をきちんと伝え、元気になってから人一倍頑張るという方向で考えると良いです。始業時間までに、体調が悪く出勤できない旨を上司に連絡しておきましょう。病院を受診したあと、受診結果を報告することも忘れないでください。

【めまいで仕事を休む時すべきこと】病院に行く

いざ病院に行こうと決めても、何科を受診すべきか分かりませんよね。めまいは、様々な病気の表れとしてよくみられる症状のため、検査をしても病気を特定できないといったケースがあります。各科によって、検査に使用される器具や考え方も違うので、どの科を受診すべきか判断が難しいです。

判断の一基準として、以下を参考にしてください。

めまいの症状で受診する医療機関は、耳鼻咽喉科、脳神経外科がおすすめです。

めまいと同時に、しびれや脱力感、ろれつがまわらないなどの症状がある場合、脳卒中の疑いがあるので、救急病院か脳神経外科を受診すると良いでしょう。

また、めまいと同時に、目が回る、耳の聞こえが悪いと感じたら、メニエール氏病や突発性難聴の疑いがあるので、耳鼻咽喉科へ行きましょう。しかし症状が重く、動けないという場合は安静にしておくことも選択肢の一つです。症状が出た2〜3日後でも検査で異常が分かります。体調と相談しながら受診してください。

めまいで仕事を休むとき、診断書は必要?

会社を休む場合、診断書を求められることがあります。

これには、様々な理由があります。まず考えられるのは、仮病でないことを証明するためです。また、会社独自の特別休暇や保険制度があるため、就業規則に記載されているためといった理由もあります。

診断書は2,000円〜5,000円かかります。そのため、領収書で代用できないか聞いてみることをおすすめします。仮病ではないことの証明にそんなお金をかけていられないですからね。

もちろん、会社独自の休暇や保険があるのであれば、お金をかけてでも診断書を作成した方が良いかもしれません。

領収書等で代用できず、診断書が必要となった場合、後からでも診断書は書いてもらえます。もちろん、日付や健康状態は当日のもので発行されます。

まずは会社に、提出期限や記入事項の詳細を聞きましょう。せっかく発行してもらったのに、「これでは使えない。」なんて言われたら、時間もお金も無駄になってしまいますからね。

そして病院に、提出先や提出期限、記入事項の詳細を伝え、発行してもらってください。

大きな病院だと即日もらえることは少なく、数日から1週間程度かかります。提出期限がある場合は早めに頼んでおきましょう。

いかがでしたか。

「何かいつもと違う」と感じる場合には、必ず医療機関を受診してくださいね。めまいだからと言って後回しにしていると、取り返しのつかないことになるかも知れません。

きちんと治してから仕事に復帰して、休んだ分を挽回しましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です