「生徒との連絡にLINEを使ったら楽だと思っていませんか?
確かにLINEは今や一般的な通信ツールとなっており子供たちとのやり取りをLINEですることができたら楽かもしれません。
しかし、LINEを使った生徒との連絡は、想像を超えたリスクをはらんでいます。
今回は塾講師が生徒とLINEしてはいけない理由を解説していきます。
塾講師は生徒とLINEしてはいけない理由
塾講師が生徒とLINEをしてはいけない理由はいくつかあります。これから、順を追って説明していきます。
塾講師が生徒とLINEをすると授業に集中できなくなる
塾講師が生徒とLINEをすると授業に集中できなくなることがあります。
例えば、生徒は子供なので授業がある日もない日も楽なのでLINEで質問をしてきます。塾講師が自分の授業の無い日にも授業に入っているかもしれないとは考えもしないのです。そうした質問にもしっかりと答えなければと気を張っていると授業に集中できなくなってしまうことがあります。
また、LINEを使った気軽なやり取りは、生徒のプライベートな相談にのることも引き起こしかねません。
生徒のプライベートを知ってしまうと厳しく叱責する場面で叱責できない可能性があります。例えば、プライベートで恋人と別れたことをLINEで知っていたとします。そんな失意の中で授業中にボーッとしている生徒を注意することができますか?
本来は知らなくても良かった情報なので注意をしなければいけない場面ですが、LINEをしていたことによって叱責できなくなってしまうのです。
塾講師が生徒とLINEすると教師の指導に説得力が生まれなくなる可能性がある
塾講師が生徒とLINEをすると指導に説得力が無くなってしまう可能性があります。
なぜなら、わからなければまたLINEで聞けば良いと安易にLINEに頼るようになってしまうからです。そのため、生徒も集中しきれずに一回一回の授業を大切にしなくなってしまうのです。
塾講師が生徒とLINEすると距離感が取れなくなってしまう
最もやってはいけない理由として生徒との距離感が崩れてしまうという理由があります。
かなり問題になるのが生徒との恋愛関係になってしまうことです。
塾講師側にその気が無くても生徒からしたら身近な年上の異性です。憧れや尊敬などから恋愛感情を抱いてしまったとしても何らの不思議はありません。
万が一にも恋愛関係になってしまった場合には大問題になります。LINEなどがあると距離感が近いと感じてしまうので生徒も塾講師も勘違いをしてしまいやすいのです。
また、恋愛関係で無くても友達関係に近い関係になることもあり得ます。
その場合には、指導に説得力も無くなり、馴れ合いの授業になってしまうことも考えられるのです。
塾講師が生徒とLINEすることに対する保護者の視点
学習塾は特殊な業界のため、金銭を支払うのは保護者、サービスを受けるのは生徒という難しい関係になっています。
そのため、生徒が良くても保護者の納得が得られなければいけない業種です。
塾講師が生徒とLINEをすることについて保護者はどう思っているのか見ていきます。
塾講師が生徒とLINEすることへの保護者の意見
塾講師が生徒、自分の子供とLINEをすることについて意見は分かれます。
一般的な通信ツールとなっているので問題ないとする家庭もあれば、家庭に、特に親を通して連絡をして欲しいという人もいます。
特徴としては、子供の学年が下がるほどLINEでのやり取りに反対の家庭が多く、女子生徒の保護者が反対と考える割合が多くなります。
担当の先生が同性ならば気にしないということもありますが、異性の塾講師の場合には特に嫌悪感があるようです。
また、直接連絡を取る必要があるのかどうかということに対して疑問の声が多数見受けられます。
そのため、特に何も無かったとしてもLINEを生徒とすることで不信感を持たれることが少なくありません。
塾講師が生徒とLINEしたくなったときにすべきこと
塾講師が生徒とLINEをしたくなった時には、家庭に連絡をするか本人と会っている時に直接話しをしましょう。
面倒に感じることも少なくありませんが、後々面倒なトラブルに巻き込まれ訴訟や会社をクビになってしまうという問題に発展する可能性があります。
また、LINEをしないからこそ自分のプライベートも確保できる部分があるので、自分の個人情報を公開しないようにしましょう。
まとめ:塾講師が生徒とLINEしてはいけない理由と対応
塾講師が生徒とLINEをすると、以下の弊害が発生します。
保護者から不信感を抱かれる。
生徒との関係性が崩れ、指導力が下がる。
プライベートが確保できない。
授業の質が乱れる。
こうした理由から、LINEを生徒と塾講師はすべきでありません。
もし、LINEをしたくなった場合には家庭への連絡が保護者への報告もできるので理想的です。
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