塾講師のバイトはなぜすぐ辞めるのか?

塾講師のバイトは、時給が高く拘束時間も短いので学業とアルバイト、サークル活動との両立にはオススメできるアルバイトです。

しかし、この塾講師のバイトは離職率が高いのです。

なぜ、すぐに塾講師のバイトを辞めてしまうのか、本日はお話していきます。

塾講師のバイトをすぐ辞める理由

塾講師のバイトはブラックバイトと言われていた時期があります。

なぜなら、時給が発生しない仕事をしなければならない時間があるからです。

主に、3つの仕事内容に対して時給が発生しませんでした。

授業準備

授業後報告

生徒への質問対応

それぞれの項目について見ていきます。

【塾講師のバイトをすぐ辞める理由】授業準備

学習塾の講師は、授業コマ数に対して給与が発生する場合がほとんどです。

しかし、授業をするためには子供達の学力の把握、従業後の達成目標の設定、説明の仕方の検討、演習問題の選定や学習到達確認のテストの用意などやっておかなければならないことがあります。

また、プリント教材を使用する場合には印刷などの業務も発生します。

こうした授業準備は通常、自宅などで業務に入る前に済ませておくことがほとんどなので時給が発生していませんでした。

【塾講師のバイトをすぐ辞める理由】授業終了報告

学習塾にもよりますが、1人の生徒や1つのクラスに対してアルバイトの学習塾講師が担当することは稀です。

担当する科目も、基本は1科目から3科目ほどがメインになるので生徒の学習状況について引き継ぎが発生することになります。

その引き継ぎ事項と教室責任者への報告が授業終了報告になります。

学習塾にもよりますが、責任の分散のためにも1科目を複数の講師で分担することもあるので、教科的な引き継ぎ、生徒特記の引き継ぎがメインになります。

授業時間に対して時給が発生する場合には、こうした報告書の作成や直接の報告の時間に対しては給与が発生しないことになります。

【塾講師のバイトをすぐ辞める理由】生徒への質問対応

授業終了後に、その日の授業で理解しきれなかった場所や学校でわからなかったこと、個人的にわからなかったことについて質問をする生徒は少なくありません。

そうした子供達への対応には時給が発生しないケースがあります。

だからといって、子供達が質問に来ることを拒むわけにはいかないので、サービス残業になってしまうことが少なくないのです。中には、授業内で理解をさせることのできない能力の低さが原因であるとする見方もあります。

しかし、授業に関係のない個人的に受験する予定の検定などの質問も増えているので一概に講師の能力の問題とは言い切れないのです。

現在の塾講師のバイトがすぐに辞めないようにする対策

現在は、ブラックバイトだと世論が動いてからは各学習塾が労働環境改革に取り組んでいるので状況が変わってきています。

授業準備に関しても見なし手当として時給を今までよりも高く設定しているケースや、拘束時間を30分や1時間早めて、その時間に授業準備をおこなうように奨励して授業準備にも賃金が支払われる仕組みが作られています。

また、授業終了後の報告や生徒への質問対応も同様に想定しておき授業後30分から1時間を拘束時間にしている学習塾もあります。

このように労働環境改善をおこなう学習塾は多いので学習塾のアルバイトを敬遠している人は考えすぎないようにしましょう。

しかし、気をつけるべきこともあります。

学習塾の労務環境は変わりつつあると言っても、全ての学習塾ではないということです。大手の学習塾であればしっかりと改善に向けて取り組んでいますが個人経営の小規模な学習塾などは昔の体質のまま運営をおこなっている場合があります。

学習塾講師のアルバイトとして働く場合には、労働条件の確認をかならずおこなうことご不可欠となります。

塾講師のバイトがすぐに辞める別の理由

学習塾講師のアルバイトは、子供の授業を担当しますが他のアルバイトと比べて責任の重い仕事になります。

なぜなら、担当する子供の進路が自分の授業の影響もあり変化するからです。

全てが学習塾講師の責任では無いものの、受験に失敗してしまう場合などは自分を責めてしまうことも少なくありません。

そのため、他のアルバイトよりもやりがいを感じる部分はあるものの、苦労も多くなります。

塾講師のアルバイトをすぐ辞めるかもと思ったときの対処法

まずは、学習塾講師として働く環境がブラックではないかを確認しましょう。

また、精神的にも体力的にも負担を感じた場合は、事前に先輩アルバイトや正社員に相談しておくようにしましょう。

塾講師のバイトがすぐ辞める理由と対策まとめ

学習塾講師のアルバイトがすぐに辞める理由は時給の発生しない仕事があったからです。

しかし、現在はそうした労働環境は整備されつつあるので学習塾講師の離職率は下がってきています。

また、学習塾講師はアルバイトでありながら責任がある仕事を任されます。

そのために、プレッシャーがかかってしまい辞めてしまうことになります。

対策として、1人で抱え込みすぎずに先輩のアルバイトや正社員に相談を事前におこないましょう。

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