「履歴書の住所はハイフンで略してもいい」と思っていませんか?
確かに履歴書の住所の書き方にルールがないのはその通りですが、
実は履歴書の住所をハイフンで書いてはいけない理由があるんです!
今回は履歴書の住所をハイフンで書いてはいけない理由が気になる方に向けて、その理由と正しい住所の書き方を解説します。
履歴書の住所を番地ではなく「ハイフン」で書いてはいけない理由
履歴書だけでなくビジネスシーンにおいて、住所の番地の部分を省略して「ハイフン」で書くことはビジネスマナーのタブーとされているのです。
その理由としては二つのことが挙げられます。
履歴書の住所を番地ではなく「ハイフン」で書いてはいけない理由1:郵送物が確実に届かない可能性がある
ビジネスシーンにおいて、番地を省略してハイフンを用いたことで郵送物がきちんと相手先に届かなかったという事象の報告があります。
これは履歴書だけの問題ではなく、ビジネスシーンで取り扱われる全ての書類や公文書、はがきなどを含めた郵送物が持つ問題となります。
プライベートなやりとりをする上で住所の番地名をハイフンに省略することは一向に構いません。なぜならそれが届かないとしてもそれは個人間の問題で終わるからです。
しかし企業で取り扱う郵送物というのは会社全体の物です。
届かなかったことで損失が生まれるかもしれませんし、それが原因で多くの人に迷惑がかかるかもしれません。
そしてその原因が住所の「番地名」を「ハイフン」に省略してしまったからだという場合が実際にあるのです。
もちろんそれが履歴書であった場合、困るのは就活を行う学生本人です。
自分が頑張って書いた履歴書が、「ハイフン」に省略してしまったことで郵送ミスや郵送の遅延で届かなかったとあれば責任は自分にありますし、悲しむのも自分です。
そうならないためにも住所の番地名をきちんと正式な番地名で書くべきなのです。
履歴書の住所を番地ではなく「ハイフン」で書いてはいけない理由2:「楽がしたい」という気持ちが伝わってしまう。
また住所を番地からハイフンに省略することで就活の応募先企業の担当社員に、「楽がしたい」という気持ちが伝わってしまう可能性もあります。
新入社員に書類送付業務などを任せる企業は多く、そのため住所をきちんと書けているかどうかを一定の内定の基準においている会社もあるほどです。
確かに履歴書は紙一枚だけのものかもしれません。しかしそれによってある程度、選考が進むということはその履歴書にどれだけ力を尽くしたのかどうかを会社は見極めたいと考えるものです。
就活といえば人生のビッグイベントです。そんな大切なビッグイベントで住所を省略して書いてしまうというところに人の内面が表出しているとも言えるでしょう。
ビジネスシーンや、自分の人生における大切な場面で「楽がしたい」と思って、住所を省略してしまう人と肩を並べて仕事をしたいと思う人は少ないはずです。
そう考えると住所一つでも楽をせずにしっかりと番地記載をした方がいいということがわかるはずです。
就活生が就活を行う際に心がけてほしいのは、「自分はすでに社会人の一員なのだ」という自覚の表明をすることです。
卒業するまで学生気分でいては就活も学生気分で行ってしまうものです。そうなればビジネスシーンを意識した所作や礼儀を欠いてしまうことは目に見えています。
就活を始める時点で社会で生きる人、つまり社会人です。この意識を持って履歴書作成にも尽力しましょう。
履歴書の住所の正しい書き方
こちらでは履歴書作成に書く住所の正しい書き方を確認しておきましょう。
履歴書の住所の正しい書き方:自宅住所
ご自宅の住所も住所録や住民票に登録されている正式な住所を用いましょう。
市役所に出向くことで正式な住所を知ることができますので、就活が本格化する前に自宅の正式な住所を確認しておくことが好ましいです。
例外として、正式な住所に「ハイフン」が使われている場合があります。
その場合は、「ハイフン」のままでも構いません。
履歴書の住所の正しい書き方:送付先住所
送付先住所は会社であることが多いと思いますが、この際に気をつけるべきなのは会社名をマップアプリなどを使って調べた住所を使わないようにすることです。
ほとんどの場合、マップアプリで表示される住所は正式な記載ではなく省略されている場合が多いのです。
間違いがないのは会社のホームページを見て参考にするということです。
履歴書は住所の番地に限らず略さないようにしよう!
履歴書は最初にあなたの印象を決める大切なものです。
住所だけに限らず記載された情報が正式なものなのか、丁寧に書けているかどうか、最後までこだわって書くようにしましょう。
人によっては沢山の履歴書を書くため、雑になりそうな気持ちもわかりますが、最後まで気を抜かずに履歴書は作りましょう!
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