学生の皆さんが思っている自己分析とは、自分の幼少期から今までの出来事を振り返って自分史を書くことをですが、
それだけでは本当の意味で就活に活きる自己分析をすることができません。
このブログでお伝えしている自己分析とは、「自分の感情が動いた瞬間を分析すること」です。
しかし、それと同時に「自分の感情が動いた瞬間」を何度も再現できるかどうかが重要になってきます。
自己分析しても、その感情を呼び起こすことができなければ意味がない
本ブログでは、自分の感情が動いた瞬間を分析することが自己分析の本当の姿だとお伝えしていますが、実はそれだけでは足りません。
自分がどんな環境にいようとも、その行動起こすことで同じ感情を生み出せるかどうかがとても大切になってきます。
例えば、自分では「人と話すことが好き」と思っていても、人間関係がギスギスした環境や自分が嫌いだと思っている人と話しても、同じように「人と話すことが好き」と思えるでしょうか?
これはわかりやすい例ですが、他にも似たような事例はたくさんあります。
「自分は好きだと思っていたけど、実際働いてみたら何か違った」という経験は、自己分析を再現性という観点から見えていなかったからです。
たった一回の大きな出来事のインパクトが強すぎて、それに惑わされていませんか?
例えば僕の場合であれば「人や生き物に尽くすこと」が自分の感情が動き出し、人生を楽しく感じることができる瞬間ですが、
これは自分が本当に小さい頃から今まで変わっていない価値観なので、基本的に環境でこの価値観が根底から変わる事はほぼありません。
しかし、就活をしていた当時は、その時ハマっていたネットでのアパレル販売の経験を軸に、僕はECに進んでしまいました。
ECはECで非常に面白い業界なのですが、直接お客さんの顔を見れるわけではありません。
本来の自分は「人や生き物に対して尽くすこと」が根底の価値観なのに、当時一時的にハマっていたネットでのアパレル販売の経験をもとに、人とは直接関わりにくいEC業界を選んでしまいました。
このように僕の場合は、ネットでのアパレル販売というインパクトが大きい、たった1回の出来事に惑わされてしまい、幼少期から今まで変わらない根底のものを見つめようとしませんでした。
その結果、もちろんやりがいを持って働くことができず、ついには知らない先輩にまで「サボりキャラ」と新卒なのに認定されるほどにまで落ちぶれました。
もちろん、インパクトの大きい出来事があったからこそ今の自分を形成できる事は間違いありません。
しかし、就職活動となると 1日の大半の時間を40年間過ごすことになるので、
一時的なインパクトの大きい経験よりも、自分の幼少期から今まで変わらない根底の価値観を見つめ直した方が、数倍自分らしく働くことができます。
何度やっても楽しむことができる状態を作り出せるような行動を見極めよう
大学を出たら最低でも40年間は働き続けることになります。
人間の寿命は平均80歳なので、少なくとも人生の半分以上は仕事に費やすことになります。
いろんな目標がありますが共通しているのは、人生は楽しむことや幸せを感じることが最大の目標です。
なのに、 40年間も自分が楽しいと思えなかったり幸せを感じられない仕事に費やすこと=人生を棒に振ると同じ意味です。
だからこそ、仕事人生40年間の第一歩である大学時代の就職活動は、自分は具体的に何をすることで楽しさを感じれるかどうかを見極めることがとてもとても大切です。
そして、楽しさを感じる具体的な行動を見極めだけでなく、その行動をとったとき、いつでも楽しめる自分を作り出せるかどうかも大変重要です。
社会人ともなると、自分の想像を超えるようなことがたくさん起こります。
そこには楽しいこともあればもちろん辛いことや苦しいことがあります。というか辛いことや苦しいことの方が多いです。
そんな辛い環境や苦しい環境でも、自分が楽しむ状態を何度でも作り出せるような引き金を見出すことができれば、人生楽しむことができますよね。
どんな環境でも、何度同じことを繰り返しても、それに対して楽しめたり幸せを感じるような具体的な行動を見いだせたら、就活はほぼ8割終わってるようなもんです。
自分が楽しくてたまらない状態に入れる出来事や行動を洗い出して、それらに再現性があるかどうか確かめてみよう
せっかく40年間自分の人生を捧げて働き続けるのですから、大学時代よりももっと楽しみたいですよね。
そのために今からできる事は、幼少期から今までを振り返って、自分が楽しくてたまらなかった出来事をありったけリストアップすることです。
もちろん1日で考えつくわけはありません。
1つでもいいから、毎日毎日振り返って自分が楽しくてたまらなかった出来事をどんどん書きためてください。
ある程度たまる、その中には共通した法則が見つかるはずです。
それが再現性につながります。
この分析は、紙とペン、いや今あなたが見ているスマホやパソコン1つあれば、すぐに実行することができます。
まずは自分の今までを振り返って、楽しく感じることができた具体的な経験を5つ挙げてみてください。
それが本当の意味の自己分析の第一歩です。
そして、具体的な経験を5つあげることができましたら問い合わせフォーム、Twitter、line@でよろしければお知らせしてください。
あなたの自己分析の手助けとなれるよう、僕も全身全霊をかけて自己分析のお力になれればと思います。
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