大学を3年で辞めたいと思ったときに考えること

折角入学した大学ですが、通っていくうちに考えや環境が変わり大学を辞めようと考える人もいます。私も悩んだ末に大学を中退し、別の大学に編入した1人です。

「大学に3年通ってきて辞めたい」と考えている方に「辞める前に何を考えたらよいのか」「どんな影響があるのか」といったことを解説してきます。

大学を3年で辞めたいと思ったときに考えること

大学を3年で辞めようと決意する前に考えて欲しいことをご説明します。

大学を3年で辞めたいと思ったのは何故なのか?

3年間通ってきた大学を辞めたいと思ったきっかけは何でしょうか?

自分の意志でしょうか、それとも周りの環境が原因でしょうか?

明確な理由がある人はいいのですが、何となくもやもやしている人はまず理由を付箋でもノートでもいいので書き出してみてください。

辞めたい理由が見えてくるはずです。見えてくると「やっぱり辞めなくてもいい」となるか、「やはり辞めよう」と決心に繋がるか変わってきます。

大学3年生に限ったものではないのですが、参考までに平成24年に文部科学省が実態調査したデータがあります。このデータによりますと、退学の理由として上位に「経済的理由」「学業不振」「就職」「転学」が挙げられています。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/10/__icsFiles/afieldfile/2014/10/08/1352425_01.pdf(平成24年度 学生の中途退学や休学等の状況について-文部科学省)

大学を3年で辞めたいと考えたのは自分の意志ではない場合

退学理由上位の「経済的理由」といった場合は自分の意志ではないため、苦渋の選択を迫られていることでしょう。

私自身も家庭が裕福ではなかったため、大事な親のお金を使ってまで大学に行き続けるべきかと悩んだ時期もありました。しかし、結果私はどうしても学びたいことがあったため、奨学金制度と自分のアルバイトで学費等は工面することとしました。

他にも最近は大学で学びたい学生が通い続けられるよう、様々な制度を大学や国で設けてくれています。自分の意志ではなく致し方ない状況に追い込まれている場合は、一度学校に相談してみてください。

大学を3年で辞めたいと考えたのが自分の意志の場合

自分の意志で退学を考えている方も少なくありません。

特に大学3年生になると必要な単位数が減ってくることもあり、大学に行くのが無意味と感じて退学を考える人もいるようです。

もし時間を持て余しており、もったいないと感じるのであれば新しいことにチャレンジしてみるのもいいことです。例えば留学や長期ボランティアなどといった経験をしてみたいというのであれば、今後の糧になるので挑戦してみる価値は十二分にあります。

しかし、それは大学を退学しなければできないことでしょうか。安直に時間が欲しいから退学と考えずに例えば休学をする等といった他に方法がないか考えてみてください。

大学を3年で辞めたいと思って辞めたときの影響

大学を3年で辞めたときにどのような影響があるか考えてみましょう。

1番に挙げられるのは「社会からの評価」です。「なぜ辞めたのか」ということを必ず周りから聞かれます。再三に渡って質問を受けるので、この質問に耐えうる覚悟が必要です。

もしこの質問への回答が周りが納得できる内容でなければ、就職で不利となるリスクもあります。

続いて、「親の落胆」です。「大学を辞めたい」と親に話すと、親を落胆させてしまうことや親子仲が険悪になる可能性もあります。親に説明する前にも説明できる理由を整理しておく必要があります。

例え世間で名の通る大学に入っても辞めたとなると、周りからの評価は冷たくなります。「根性なし」「甘えている」といった見方をされる可能性が高いということを認識してください。

尚、私は最初に入った大学で学んだ分野が自分の学びたいことと違うと感じ、大学を中退して別の大学に編入しました。

誰に中退の理由を聞かれようと筋の通った理由があるため、中退したことが不利に働いたことは一度もありません。逆に「大学に入った後はそのまま流される人が多い中しっかり考えている」と芯があることを評価されることが多いです。

結果、今は自分が希望していた会社に入社し楽しく仕事をしています。

 

大学を3年で辞めたいと思ったときに考えて欲しいこと

大学を辞めると決断する前によく考えて欲しいことが3点あります。

1.大学を辞める理由が周りが納得できる内容か

2.大学を辞める以外に他に選択肢がないか考えた結果か

3.周りから「何故大学を辞めたのか」という質問の嵐に応えられる覚悟はあるか

大学を辞めることは必ずしも間違った選択ではありません。かの有名なスティーブ・ジョブズも大学を中退し偉業を収めています。

しかし、世間一般的に大学を退学した人への風当たりは強いです。大学まで入れてくれた親は落胆されるでしょう。

それを覚悟した上で他のことにチャレンジする意志をしっかり持つことができれば、大学卒業という肩書きがなくとも成功することができます。

大事なのは「何をするか」ということです。

みなさんの決意した選択で成功を収められるよう応援しています!

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