「卒論の要約がなかなかうまくできない」と思っていませんか?
確かに卒論の要約が難しいのはその通りですが、実は卒論の要約を上手に行う方法があるんです!
今回は卒論の要約を上手に行う方法が気になる方に向けて、卒論の要約を上手に行う方法や卒論の要約を行う際に気をつけるべきポイントを解説します。
卒論の要約を上手に行う方法1:要約の意味ついて知ろう
まず基本中の基本なのですが、「要約」という言葉の意味をしっかりと理解した上で卒論の要約については行うようにしましょう。
この要約という言葉の意味を理解せずに卒論の要約を行なってしまう学生が多く、そうなると上手な良い要約というのは作ることができません。
要約という言葉は「論旨、要点を短くまとめて表すこと。また、そう言い表したもの」
という意味があります。
ちなみに論旨には「議論の趣旨」という意味が、
要点には「物事の大切な箇所」という意味があります。
つまり卒論の要約という言葉を噛み砕くと、
「卒論の趣旨や大切な箇所を短くまとめて表すこと」という意味になります。
卒論の要約というと、どうしても卒論よりも大切ではないもの、ただ短くなっただけのものという意識が生まれやすいのですが、
「とりあえず省略していけばいいや」と言って要約を行った卒論と
「卒論の要点だけを抽出しよう」と言って要約を行なった卒論では、
その評価まで分かれてしまう可能性がありますので気をつけましょう。
卒論の要約を上手に行う方法2:段落の順番に要約を作ろう
まず最初に言えることは、卒論の要約は「本文の段落の順番に行なっていく」という事です。
要約をする際に卒論の本文とは違う順番の方がいいような気がしたり、あえて順番を変えて卒論の本文と伝え方を変えてみたりするものを見かけますが、基本的に卒論の本文と同様の順番で卒論の要約は作っていきましょう。
卒論の要約を上手に行う方法3:要約だけで卒論の内容がわかるようにしよう
次のポイントは「要約を見ただけで卒論の内容がわかるようにする」ということです。
これが「良い要約」か「悪い要約」かの境目だと考えてください。
卒論を上手に要約することができれば、極論、卒論の本文を読まなくても理解ができるような文章になっています。
「要約だけでは説明しきれない」という文章をどれだけうまく要点を絞ってまとめるかが工夫次第なのです。
これが卒論の悪い要約になると、本当に大切な部分を削ってしまったり、必要がない文章を載せてしまい意味がわかりづらくなったりしています。
卒論は長いものが多いですが、一つの流れに沿って導入から結論までが流れているはずです。そのため上手に要旨だけを抜き出すことができれば、要約だけで意味のわかる文章になるはずなのです。
卒論の要約を上手に行う方法4:卒論の本文を書く前に作る
多くの場合、卒論の要約は卒論の本文を書き終わってから作成するものだと考えられています。
しかし卒論の本文を書き出す前に「本文のプロット(構成)」の作成をする方は多いのではないでしょうか。
この「本文のプロット(構成)」こそが卒論の要約と同じ役目をするのです。
卒論の要約を先に作っておくことで、「本当に大切な部分」を意識した卒論作りができるので卒論の本文自体も焦点がはっきりとした良い文章となるでしょう。
卒論の要約を行う際に気をつけるべきポイント1:例などは入れない
要約を行う際に気をつけたいことは、卒論の本文で引用した例などは入れないということです。
例えば何かの事象を例える際に実際にあった出来事や研究結果などの例を卒論の本文に引用することはあるでしょうが、その例を要約には持ってこないというのが気をつけるべきポイントです。
例はあくまで文を補強するためのものなので、骨組みとして作成する卒論の要約には必要がありません。
要約を行う際に気をつけるべきポイント2:要約だけを読み、卒論の意味が掴み取れるか確認する
上記にもすでに書いてありますが、大切なのでもう一度押さえておきましょう。
卒論の要約が出来上がった際には、「要約だけを読んで卒論の意味がつかみ取れるか」をしっかりと確認してください。
ちなみにこの確認を行う際にはできれば、まだあなたの卒論を読んだことがない人に読んでもらって確認をした方がよいでしょう。
自分で確認をすることはできますが、すでに本文を書いて内容がわかっている自分では、本当にその要約だけで内容が理解できるかどうかの確認は難しいのです。
卒論を作る際には要約から先に作成するのも一つの手!
卒論を作る際には全ての素材を集め、結論が出てから書き出すものです。そのため先に要約文を作成することは可能なはずです。
先に要約を作っておくことで、無駄な文章を書かなくて済むというメリットもあるのでぜひ試してみてください。
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