幼少期の自己分析を軽く終わらせていませんか?
幼少期の自己分析は、遠い昔のことなのでやりづらい上にいまいちやるメリットが見えてきません。
それゆえに軽くサッと済ませる人や中には幼少期の自己分析を全くやらない人も。
しかし、幼少期の自己分析こそ自分に合う会社選びに欠かせない要素です。
自己分析無しで就活に臨むということは、クロールの泳ぎ方も教わっていないのにプールで泳ぐことともはや同じ意味です。
幼少期(0歳~幼稚園卒業まで)は自分の個性が形成される次期
あなたはどのようなきっかけがあって自分の個性が生まれたかご存知ですか?
中には答えられる人もいるかもしれませんが、ほとんどの人が答えられないはずです。
ではなぜ答えられないかというと、簡単に言うと覚えてないからです。
自分の個性や物事に対する感情の動き方は全て幼少期で形成されます。
つまり、あることに対して楽しさを感じたり、また別のあることに対して嫌な気持ちを感じるきっかけとなった経験はほとんどが幼少期に眠っています。
就活は自分が楽しいと感じる企業に出会って内定することがゴールです。
なので自分が何に対して楽しいと感じるかを知ったり、そのきっかけを知る事は就活を成功させる上で必要不可欠なことです。
ましてや自分の個性が形成された時期のことを知らないと、自分が楽しいと思える企業に巡り会えないだけでなく、面接官に説得力のある絞りを伝えることができないため内定にも直結します。
だからこそ、幼少期の自己分析をすることで自分の感情の動き方への理解を深めることで、本当に楽しいと思える企業と出会うことができます。
幼少期の自己分析の仕方は親に聞くのが一番!
幼少期の自己分析の仕方は自分で思い出す方法もありますが、1番は親に聞くことです。
しかし、親に対して非常に抵抗感を感じる方は無理をする必要ありません。
あくまで無理をしない範囲内で自己分析をしてみましょう。
対して、親に対して他己分析をお願いするのに、抵抗感がない方や聞かない理由がない方は積極的に他己分析を親にお願いしましょう。
親は自分が生まれてから今までの20数年間、誰よりもあなたのことをそばで見てきた人です。
つまり、ある意味あなたよりもあなたのことを深く知っています。
親から他己分析をもらうことで自分では気づくことができなかった、感情が動く瞬間や条件を知ることができます。
自分では気づくことができなかった、楽しさや辛さを感じる瞬間や条件を知ることは、自分が楽しく働ける会社と出会うのに絶対に必要なことです。
自分が楽しさややりがいを感じない会社に入社してしまうと、少なくとも数年はその会社にいなければ転職をすることが難しいです。
だからこそ、自分が入った会社に後悔しないためにと、なるべく親に他己分析をお願いしてみましょう。
親に聞けないときは無理して聞く必要はない
しかし、親と関係性が良くなかったり何らかの事情があって親と接するのが難しいという方も少なくないはずです。
僕も今でこそ親としゃべれるようになりましたが、以前までは親との関係性が劣悪で一言会話することですら嫌でした。
そんなときに、「親に他己分析をお願いしてもらえ」と言われてもどうしても難しいのは私も非常によくわかります。
なので、親に他己分析を聞けない時は無理して聞く必要はありません。
あくまで無理をしない範囲でお願いします。
また、幼少期の自己分析は親から聞く以外にもいろんな方法があります。
例えば、幼少期の頃の友達や親戚に他己分析をお願いしたり、当時の写真や作った作品を見返すことも幼少期の自己分析の1つです。
親に他己分析をお願いできない場合は、このように毎日少しずつ思い出して幼少期を振り返ると良いです。
親に聞くべき項目とその理由をそれぞれ超具体的に紹介
- 幼少期、どんな性格だった?どんな子だった?
- 幼少期、どんなことに対して喜びを感じていたようだった?
- 幼少期、どんなことに対して悲しさを感じていたようだった?
- 幼少期、どんなことに対して怒りや苦しみを感じていたようだった?
- 幼少期、誰に影響されていたか?どんな人に興味を示していた?
- 幼少期、何にハマっていた?また、何が好きだった?
- 幼少期、どんな人と良く遊んでいた?また、どんな人と仲良かった?
- 幼少期、どんな習い事をした?また、その時の様子はどうだった?
- 幼少期、どんな子になってほしいと思ってた?また、その教育に対してどんな反応を示していた?
①幼少期、どんな性格だった?どんな子だった?
幼少期の性格を聞くことで、自分はもともとどのようにして物事を捉えるかを根底レベルで知ることができます。
自分の物事の捉え方を知ることで、「どんな人がいる会社が自分に合うのか」がわかりやすくなります。
例えば、幼少期は好奇心旺盛で笑顔が多い正確であれば、いろんなことに多方面で取り組みやすいコンサルや広告などが自分らしく働ける会社の候補でありますし、
おとなしくて無口な正確であれば、落ち着いて仕事に取り組みやすいであろうシステム系や事務作業系の仕事も向いてるかもしれません。
このように、幼少期の性格を知ることで、自分がどんな会社であれば自分らしく働けるかを知ることができます。
②幼少期、どんなことに対して喜びを感じていたようだった?
幼少期に、どんなことに対して喜びを感じていたかを知ることで、自分がどういう仕事をできれば喜びを感じるかを知ることができます。
例えば、外で楽しそうに友達と遊ぶ時に喜んでいたようであれば、チームで働けるような会社が合うかもしれません。
このように、どんなことに対して喜びを感じていたのかを幼少期レベルで知ることで、自分の喜びの感じ方を知ることができます。
あとは、それを再現する会社や仕事を選ぶことができれば、自分にとって楽しく働ける会社を選ぶことができます。
③幼少期、どんなことに対して悲しさを感じていたようだった?
幼少期にどんなことに対して悲しさを感じていたかを知ることで、自分が将来避けるべき仕事を見いだすことができます。
例えば、幼少期に親に怒られるたびによく泣いていたようであれば、縦社会が根強い会社や体育会系の会社はあなたには合わないかもしれません。
このように、どんなときに悲しさを感じていたかを知ることで、自分が入るべきではない会社の特徴を掴むことができます。
④幼少期、どんなことに対して怒りや苦しみを感じていたようだった?
幼少期にどんなことに対して怒りを感じていたかを知ることで、これも避けるべき会社の特徴を見分けることができます。
例えば、兄弟から自分のおもちゃをとられてよく怒っていたということであれば、
仕組みが整っていないベンチャー企業や中小企業はもしかしたらあなたに合わない可能性があります。
怒りを感じるということは、ストレスを感じているということです。
基本的にストレスを感じたまま仕事してしまう、精神衛生上良くなく、自分らしく働くことができません。
そうなってしまうとワーキングデット状態になりかねません。
自分がどんな時に怒りを感じるのかを明確にして、ストレスを被るような会社を選ばないように参考にしましょう。
⑤幼少期、誰に影響されていたか?どんな人に興味を示していた?
幼少期は自分の個性が形成できてない時期でもあるため、そのような時期に憧れていたり影響された人がいると、あなたの個性に大きく影響することがあります。
例えば僕の場合であれば、幼少期は警察官になるのが夢でした。
人のために働いたり、人を守る姿がかっこよくて憧れていました。
大人となった今では警察官になろうとは思いませんが、当時の警察官に憧れた思いは、「人に尽くす」という自分の仕事選びの軸につながっています。
思えば、警察官に影響されたこともあって、自分が楽しく働くために必要な条件である「人に尽くすこと」が生まれたのだと感じます。
このように、幼少期にどんなことに対して影響を受けていたか、どんな人に対して興味を示していたかを思い出し、その理由を分析することで、今のあなたのなりたい理想像に繋がりやすくなります。
幼少期に影響受けた事はその後の人格形成にも大きく影響されやすいので、
ほとんどの人が、幼少期に憧れた人と今現在の自分のありたい姿にはつながってる部分があるはずです。
それを見極めることができれば、自分が楽しく働ける会社選びのヒントとなります。
⑥幼少期、何にハマっていた?また、何が好きだった?
幼少期にはまっていたことや好きだったことを挙げ、なぜ好きだったのかを分析すると、夢中になれる仕事を選ぶためのヒントとなります。
例えば、僕の場合であれば幼少期は生き物を育てることに夢中になっていました。
幼稚園で飼育しているニワトリの飼育当番をやったり、ダンゴムシやカタツムリを育てたりと、生き物の世話をすることが好きでした。
その理由を分析すると、自分が与えたものに対して成長したり大きくなっていく過程を見ていくことが好きだったからでした。
なので、自分が見ていくことで相手が成長していく様子を見ることができる仕事はなんだろうと考えたときに、学校の先生やはたまた転職エージェントも自分に合いそうだなと感じました。
幼少期に好きだったことは形は違えど今の自分の好きなことと何らかの形でつながっていることが多いです。
それは幼少期にハマったことが原体験となって、その楽しみを別の形で何回も味わおうとすることで、自分の好きなことが少しずつ変わっていきます。
ですが、ハマっていった根本的な理由は幼少期も今も変わりありません。そして、目先の未来程度であれば、変わることはほぼ変わりません。
そのため、幼少期にハマっていたものや好きなことの理由を分析し、それに当てはまる仕事を選ぶことができれば、楽しくて夢中になる会社と出会うことができるでしょう。
⑦幼少期、どんな人と良く遊んでいた?また、どんな人と仲良かった?
幼少期の友達関係を分析すると、どのようなタイプの人がいる会社が自分にとって1番合うのかを知るためのヒントとなります。
幼少期の友達は、人生で1番最初に不特定多数の知らない人と関わる初めての機会なので、そんな時期に関わった友達からの影響が自分の個性につながっていることが多いです。
例えば僕の場合、親によると、自分のやってることに賛同してくれる人と仲が良かったようです。
この部分は今でも精通しており、誰かがやってるから自分もやると言うよりは、
自分が手がけているものに対して協力してくれる人や好意的な印象を示してくれる人と過ごすと自分は居心地良さを感じます。
このように幼少期にどんな人と仲良く遊んでいたかを知れたことで、風通しの良い会社や手を挙げればなんでもやらせてくれるような会社が自分に合いそうだと感じました。
幼少期の友達関係を分析することで、自分が今、居心地良さを感じる人間関係はどのような人なのかを知ることができます。
あとは、その分析した人がたくさんいるような会社を選ぶことで、必然的に自分が居心地良いと感じる会社に出会うことができます。
⑧幼少期、どんな習い事をした?また、その時の様子はどうだった?
幼少期は、お絵描き教室やプールやピアノなどを様々な習い事を習わされる時期です。
その中には楽しかった習い事もあれば、つまらなかった習い事もあるはずです。
なぜ楽しかったのか?
なぜつまらなったのか?
これらをしっかり分析しましょう。
幼少期で楽しいと感じた事は今でも楽しいと感じることが多く、逆に幼少期でつまらないと感じた事は今でもつまらないと感じることが多いです。
そのため、幼少期にやってた習い事の感情を分析した結果が、そのまま楽しいと感じる仕事を選ぶことに役立ち、つまらないと感じる仕事を排除することに役立ちます。
なので、幼少期に習い事をやっていたのであればそれぞれピックアップして、
それらが楽しかったのかつまらなかったのかを思い出し、そしてその感情を抱いた理由も書きましょう。
⑨幼少期、どんな子になってほしいと思ってた?また、その教育に対してどんな反応を示していた?
親の幼少期の自分への期待を知り、それに対して自分はどんな反応を示していたのかを聞くことで、他人の期待と自分の気持ちのギャップを知ることができます。
このギャップを知ることで、将来の会社内で居心地良く働けるかどうかが見えてきます。
他人が持つ自分に対しての期待と自分のありたい姿が異なってしまうと、他人も自分も、お互いに違和感を感じながら働くことになってしまいます。
例えば、親が「外で元気に遊ぶ子になってほしい」と思っていても、幼少期の自分は「家や中で本を読んでいたい」とします。
このように親の期待と自分のありたい姿にギャップが生まれてしまうと、お互いに不快感を感じてしまいますよね。
これが仕事だとどうでしょうか。
上司は自分に対して「もっと営業電話をガンガンかけてほしい」と思っていても、自分は「相手の都合や時間帯を考えて営業電話をかけたい」というギャップが生まれると、心から気持ちよく働くことができない上に、給料が変わる評価も下がってしまいます。
なので、他人からの自分への期待を知ることで、自分がその会社で本当にのびのびと働けるかどうかや、正当に評価されるかどうかを見極めることができます。
幼少期の親の教育方針、それに対して自分はどう感じていたかも分析することで、
相手のどんな期待であれば自分は快く対応することができるのか、相手のどんな期待であると自分は違和感を感じてしまうかを知ることができます。
この傾向しておくと、居心地の良い会社選びに非常に役立ちますので、ぜひ親の幼少期の自分への期待と、それに対する幼少期の自分の反応を聞いてみましょう。
幼少期を知ることは自己分析において基礎中の基礎!ここを手を抜くと、深い自己分析は難しい
幼少期は、自分の個性や物事に対する捉え方を築き上げた時期です。
つまり、自己分析をする上で自分を知る上で、幼少期の自分を振り返ることは避けては通れない道です。
いえ、幼少期の自己分析をせず、自分がどういう会社なら心の底から楽しんで働けるかを見極めるのは難しいです。
それくらい幼少期の自己分析はとても大切です。
幼少期の自己分析は自分の個性や感情の動きの全ての基礎なので、ここをしっかりとらえて自分が本当に幸せに働ける会社選びのヒントにしましょう。
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