内定を貰ったけどここに決めたくない…辞退したら怒られる?
就活難と言われる現在、就活生は並行して何社も受験している人がほとんどでしょう。内定を貰ったけど、他にも結果待ちの企業がある!内定がかぶった!そんな時内定を辞退することはできるのでしょうか。第一志望の返事はまだだけど、せっかくもらった内定を断ったら怒られるのではないか。そんな思いで夢をつかむチャンスを捨てようとしていませんか?そのまま就職して後悔はしませんか?
あなたの内定、辞退できるか確認しましょう。
怒られるのが怖くて内定を辞退出来ない…
まず、内定を辞退する理由について以下のようなことが挙げられます。
・同時に何社にも内定をもらった
・聞いていた労働条件と実際の環境が違うとわかった
・ハラスメントを受けこの先ここで働いていく自信がない
並行して何社も受けている場合、できるだけ志望した企業や好条件の企業で働きたいものです。また、好条件な労働条件を提示していたのに、働いてみたらブラック企業だったという話はよく聞きます。実際、私が初めて入社した会社も所謂ブラック企業でした。体を壊しましたが病院に行く時間もなく毎日が過ぎていくというのはとてもつらいものでした。
早く辞めてしまえと思うかもしれませんが、なぜやめることができなかったのか、それは内定辞退を考えているあなたと同じです。
怒られるのが怖い
なぜ怖いのか、それは会社側がよく思わないことが想像できるからです。では、なぜよく思わないのでしょう。
まずは、貴方が内定を辞退することで企業にどんな損失があるかを考えてみましょう。貴方を採用するまでに、たくさんの人間が動き、たくさんの時間とコストがかかっているといことです。人を1人雇用するのには莫大なお金がかかります。あなたに決めるまでに優秀な人材を切り捨て、人事計画やプロジェクトが進んでいるのです。急に内定を辞退することで会社が被る損害は計り知れません。つまり、自分勝手な理由での辞退は許されないことなのです。
内定辞退を申し出て怒られると辞めることはできないの?
まだ諦めないでください。確かに企業はリスクを負って決めたあなたを手放すことは避けたいことでしょう。しかし、企業が代わりの人材を探せても、あなたの人生はあなたにしか送れません。内定の辞退は適正な時期であれば可能です。あなたにとって良い選択をして素敵な人生を歩みましょう。
もし辞退を申し出たとして、感情をぶつけてくる人事担当者もいるかと思います。絶対に怒られないための対処方法というのはなかな見つからないかもしれません。しかし、あなたの人生の大部分を占める労働に妥協をして後悔はしませんか?後悔しない人生のために誠意の伝わる正しい対応を学んでいきましょう。
内定を辞退しても怒られることがないタイミングは??
内定とは、始期付解約権留保付労働契約と呼ばれる一種の労働契約のことです。一般的に労働契約の成立には双方の承諾が必要であるため、一般には採用通知後にそれを受け取った労働者側が契約を承諾することが必要となります。つまり、契約前であればまだ内定を辞退することが可能です。しかし、お互いに承諾し、契約を結んでしまえば、まだ働いていなくても社員と同等に扱われることとなり辞退が難しい場合があります。
皆さんがよく言う内定とは内々定のことであることが多く、内定式以前であればまだ契約前であることが多いです。ここで重要なのは何をもって契約が成立したとなるのかです。内定通知書の返事をもって契約とする場合と、内定通知書の確認・承諾の返事を経て、改めて雇用契約書にサインする場合もあります。あなたが内定をもらった会社の内定後の流れを確認する必要があります。
内定辞退して怒られるのを防ぐためにやるべき事は?
内定辞退を決めたら、お詫びの電話とお詫び状を送りましょう。
怒られるのが怖いからとなかなか踏み切れないこともあるかと思いますが、電話でのお詫びは誠意を伝えるだけでなく、企業側がメールや手紙を見落としてしまうことを防ぐ意味でも重要となります。お互いが同じ認識であることを確認するためにも電話で内定を辞退したい旨を伝えましょう。
電話でのお詫びが済んだらお詫び状を準備しましょう。電話での内容は記録に残りませんので、電話を受けた人事担当者が忘れてしまえば誰が辞退するのか企業側には何も残りません。書面によって形に残すことは、言った言わないとならないためにも重要となります。
電話もお詫び状も、まずは内定を頂いたことへの感謝を述べ、辞退することをお詫びしましょう。内定を辞退した後にも、仕事上で企業と関わることがあるかもしれません。できるだけお互いが気持ちのいいかたちで終わることが望ましいです。
辞退を決めかねている場合は、すぐに返事ができないことを伝えましょう。素直に理由が述べられる場合は企業に相談することも大切です。あなたを迎えるために準備をしてくれている企業にとって損失が少なくなるよう配慮することが誠意のある対応と言えるでしょう。
まとめ:内定辞退をして怒られる前に
自分も社会の一員となることを自覚して決断しましょう。
重要なのはお互いの負担の少ないタイミングでしっかりと伝えることです。
・企業の今後の予定にあなたが組み込まれていること、時間とコストをかけてもらっている ことを認識しよう
・内定辞退は可能!!あなたの人生を選べるのはあなただけ。
・内定式前まで、内定を承諾するまでに辞退を決めよう
・内定辞退は電話とお詫び状でお互いに気持ちよく終わらせる
仕事選びはあなたの人生を左右する重要な選択です。この先い続いていく生活を考えた上で勇気を出して決断しましょう。
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