就活の平均持ち駒は何社くらいかを就活ガチ勢が解説

就活は大学の入試とは違い「努力して試験に通れば第一志望を勝ち取れる」というものではありません。もちろん、企業研究等の情報収集や筆記試験等の努力は必要です。しかし、相性やご縁といった自分の努力だけでは要因も重なってくるのが就活です。そのため、第一志望の企業だけでなく複数社受けていくことが必要です。

では、一体どのくらいの企業を受けるべきなのか、所謂「持ち駒を何社持っているべきなのか」ということが気になるかと思います。そこで、ここでは就活での持ち駒について解説していきます。

就活の持ち駒は平均何社持っているのか

就活で持ち駒は何社持っているべきなのか考えていきましょう。

就活の持ち駒とは何か?平均とは?

持ち駒の数を考える前にまずは「持ち駒」の意味について考えてみます。「持ち駒」という言葉を皆さんはどのような意味で使っていますか。

「持ち駒」は元々将棋の言葉で、相手から奪い自分の戦力となる駒のことを指します。ここから派生し、就活では「内定をもらった企業、選考が進んでいる企業」のことを「持ち駒」と呼ぶようになりました。

当然のことながら段階により持ち駒数は減っていきます。書類選考やweb試験段階であれば手元の持ち駒も多い状態ですが、その後選考が進むにつれ徐々に持ち駒数が絞られてきます。単純に「就活 持ち駒 平均」と調べると様々な数字が出てきますが、「平均」と一口に言っても自身の知りたい段階の適切な数字なのか確認することが必要です。

就活では平均何社持ち駒を持っているのか統計上の数字

学生が就活中に平均何社持ち駒を持っているのかリサーチした結果があります。

株式会社ディスコのキャリタスリサーチによりますと、2018年7月の調査の結果では平均3.6社という数値が出ています。

この数字を見て自身の状況「多い」と感じた人も「少ない」と感じた人もいるのではないでしょうか。

先にも述べた通りこの結果は段階にフォーカスを当てず「持ち駒数は?」と聞いたアンケートなので、最終選考段階の人もいれば書類選考の人も一括りになっている状況です。

そのため、単純にこの数字を見て「自分は少ないから不安」「自分は多いから安心」と一喜一憂しないでください。

就活では平均何社持ち駒を持っている状態が安心なのか

では、実際にどの段階で何社持ち駒を持っている状態が理想的なのでしょうか。

あくまで統計的な数字ではありますが、一般的に各選考の段階で通過率は50%程度と言われています。新卒の就活の場合、選考は3回〜4回実施する企業が多い傾向にあります。

何社受けるべきが悩んでいる人は、最終選考時点でどの程度の社数を持ち駒として持っておくと安心なのかを考えて逆算してみましょう。

例えば、最終選考時点で前述した「平均何社持ち駒を持っているのか」というアンケート結果の3社程度持ち駒を持っていたい場合、選考開始段階で以下の社数受けている必要があります。

一次選考時点:25社(通過率50%)

二次選考時点:12.5社(通過率50%)

三次選考時点:6.3社(通過率50%)

最終選考時点:3.1社(通過率50%)

具体的な数字や半数が通過しない傾向にあるという話を聞いて、不安を覚えてしまった人もいるかも知れません。

しかし、これはあくまで一般的な統計ですので当てはまらない人も大勢います。

そして、何よりあなたが入る会社は1社だけです。そのため、最終選考時点で何十社も持ち駒を持っている必要はないのです。逆にたくさん選択肢があると選ぶのも大変になってしまいます。

この数字を見て不安を覚えた方は、より多くの企業を受けようと考える人もいるかもしれません。何社受けるかは皆さんの自由ですので、もちろん多く受けてもかまいません。

しかし、選考を受ける企業が多ければ多い程企業研究や面接練習等の負担が大きくなります。結果、志望度が高い企業に注力できないといったリスクもあるため、自分が対応できる妥当な数なのかといった点も考えて選考に臨んでください。

周りの「就活の持ち駒平均数」に振り回されないで!

就活が進むと周りから「今何社選考が進んでいる」といった話が多くなります。その声を聞き自分の持ち駒が少ないと不安になるかもしれません。しかし、自分が入社する企業は1社です。希望しない会社の持ち駒数をいくつも持っているより、例え数が少なくとも自分が本当に行きたいと思っている企業の持ち駒を持っているということが重要です。

もちろん、持ち駒数があまりに少ないとリスクもあるため、自分が対応しきれる範囲で持ち駒を持ちつつあなたらしく就活を進めてください。笑顔で就活が終えられるよう応援しています!

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