「主婦のパートは覚えが悪い」現状を変える、たった1つのアドバイス

「主婦のパートは覚えが悪い」現状を変える、たった1つのアドバイス

共働きの夫婦が増えている現在、お子さんを育てながらパートをしている主婦が多くなっていると思います。

しかし、主婦がパートとして働く職場で耳にするのが「覚えが悪い」という問題です。

自分がパートとして働いている主婦の方で、仕事が覚えられずに悩んでいる方もいますし、

自分の職場にいる主婦のパートがなかなか仕事を覚えてくれない、と悩んでいる方もいます。

私は社会人になって転職を繰り返して、業種の異なる3つの会社で働いた経験がありますが、その3つの会社全てで、パートに対して「覚えが悪い」と周囲の人が言っているのを聞いたことがありませんでした。

なぜ、3つの会社では主婦のパートの方がしっかりと働けていたのかを思い出しながら、

このような状況が起きてしまう原因と、それを解決していくアドバイスをお伝えしていきます。

主婦のパートが覚えが悪いと言われてしまう2つの原因

この問題には2つの側面があります。

本人の問題と、周囲の問題です。

まず本人の問題です。

仕事が覚えられない原因として挙げられるのは、とにかく時間が足りないということです。

1週間の中で出勤日数が少なく、さらに1回の勤務時間も少ないとなると、覚えるのに時間がかかってしまうのは当然だと思います。

次に周囲の問題です。

それは、パートに対する教育の体制が整っていないということです。

教育担当の人が付いてくれるべきですが、パートだからといって手を抜いてしまう。

その結果、手が空いて教えられる人が教えることになります。

教える人が毎回違うということは、パートの人がどの分野の仕事をしているか、その都度確認する必要があります。

また、どこまで教えて良いかが徹底されていないと、教えなくて良いはずのところまで教えてしまい、時間が無駄になってしまいます。

覚える時間が足りないという本人の問題と、

教育体制が整っていないという周囲の問題を解決しなければなりません。

主婦のパートは覚えが悪い、と言われないための提案

ここで私の経験を振り返っていきたいと思います。

私が働いていたどの会社でも、主婦のパートの皆さんはやる気に溢れて働いており、周囲の人たちもその働きぶりを認めていました。

3つの会社で共通していることは、

「その人の専門分野を作る」ということです。

私が現在働いている診療所を例に挙げます。

主婦でパートのTさんは、週に3日、午前中9時から12時という契約で働いています。

Tさんは、とにかく来院した人の受付だけを担当してくれています。

それ以外の分野については教えていません。

Tさんは日々の短い時間の中で、受付だけ完璧にできるように頑張っています。

受付に専念した結果、自信が生まれ、積極的に働いています。

そして私を含め周囲の人たちは、午前中はTさんが受付をしてくれるから、受付以外の仕事をすることができます。

私の診療所は小さく、スタッフも大勢いるわけではありません。

Tさんが入職する時、教育をどう進めていくか悩んだそうです。診療時間中の忙しい時間に教育担当を付けることなど不可能でした。

悩んだ結果、受付だけを徹底して教えることにしました。

すると周囲の人は(この人には受付のことだけ教えれば良いんだ)とわかることで、その分野のことだけ教えることができます。

Tさんも受付の仕事だけやるように指示されたことで、覚えも早かったそうです。

他の2つの会社でも、パートの方は専門分野を持っていました。

中には、この分野はあの人に聞けば何でも答えてくれる、というスペシャリストになっている方もいました。

短い時間だからこそ、1つの分野を極めることでその職場に必要な戦力となることができる。パートの理想的な働き方ではないでしょうか。

まとめ:主婦のパートは覚えが悪い、と言われない専門家になる

主婦でパートとして働いている方には、

「まず1つの分野を完璧にする」ことを提案したいと思います。

とは言っても、色々な分野の仕事を進めなければならない職場もあるかと思います。

その場合は、教えてもらったことはとりあえずメモしておいて、1つの分野を完璧にしてから、次の分野を覚え始める、という方法が良いと思います。

自分の職場に覚えの悪いパートの方がいて悩んでいる場合は、

「その人に専門分野を決めて、それを完璧にしてもらう」と良いと思います。

教育もしやすく、その分野の戦力を確保することにも繋がります。

このアドバイスで、本人もその周囲の人も働きやすい環境に少しでも変わっていけば幸いです。

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