河合塾の浪人生は時間割通りに勉強していれば良いと思っていませんか?
確かに河合塾では、専門のアドバイザーや校舎長が志望校に合わせて念入りに時間割を作成します。
しかし、自分で学習することの大切さを語る浪人生が多いことも事実です。
今回は河合塾の浪人生が時間割に従うべきかどうかについてお話ししていきます。
河合塾の浪人生の時間割はどうなっているのか
浪人生のタイプや地域によって異なりますが、平均して以下のようになっています。
私立志願→9時頃に授業が始まり、午前中に終了か、難関系の場合15時頃まで授業がある。
国公立志願→9時頃に始まり、15時頃に終了か、最大で19時頃まで授業がある。
浪人生の学力や文系か理系か、苦手科目は何か、受験制度は何を使うのかによって異なってくる部分もありますが、このような時間割になっています。
自習の時間は、8時か9時頃から21時か22時までとなっており、自習ブースを使うことができます。
土日、祝日は基本的に授業がない場合がほとんどで、自習ができるかできないかは校舎によって異なります。
河合塾の浪人生が時間割通りに勉強していてはいけない理由
河合塾の浪人生は時間割通りに勉強してはいけないという人は、どうしてそのような主張をするのでしょうか。
河合塾の浪人生向けの授業は、個別指導ではありません。
そのため、全体にとってプラスになる話を講師は考えて授業をしています。
つまり、自分個人としては不必要な情報の伝達をされてしまう可能性があるので時間割通りに勉強しない方が良いという主張があるのです。
特に、有名な講師の場合にはそうしたこともありませんが、まだ経験の浅い講師の講義ではそうした傾向が顕著に表れる場合もあります。
自分自身で取捨選択をするべきであるというのが、河合塾の浪人生が時間割に沿って勉強するべきではない理由の1つです。
そして、仮に自分の知らないことを講義で教えてくれるとしても自分の弱点は自分でしかわからないので取捨選択すべきだという主張もあります。
講義で得ることのできる情報は自分が弱点としていることと関連付けた方が効果が高い場合があるからです。
例えば、極端な例ですが英語のbe動詞をわかっている人に、助動詞の否定文と疑問文の作り方を教えることは簡単です。
助動詞の否定文と疑問文はbe動詞の否定文と疑問文の作り方と同じだからです。
しかし、be動詞がしっかりと理解できておらず一般動詞との違いがわかっていない場合には、助動詞の否定文と疑問文も理解できません。
このように、自分の弱点をできるようにしてから講義を聞いた方が理解できることも積み重ねの科目ほど効果を発揮するのです。
積み重ねの科目は、英語と数学が代表的なものです。
しかし、日本史や世界史であっても、歴史の流れを理解していた方が覚えやすいこともあります。
このように、河合塾の浪人生が時間割通りに勉強してはいけない理由があるのです。
河合塾の浪人生が時間割通りに勉強した方が良い理由
反対に、時間割通りに授業に参加して勉強した方が良いとチューターや校舎長は言います。
そのように言う理由は明確です。
他の受験生もやっている勉強法だからです。
さらに、その浪人生に必要な時間割を一緒に考えて組んでいるからです。
河合塾の職員は受験のプロです。
そのプロが時間割を考えて組んでおり、授業をおこなう講師もプロなので役に立たない授業はしません。
だからこそ、授業に出るように言うのです。
また、学力が伸びる人の特徴として素直であることが最も影響する特徴であると調査結果がでたことがありました。
自分で判断して授業に出ないということは素直ではないということにはならないでしょうか。
加えて、自習の大切さを否定しているわけではなく授業終了後や授業前、授業の無い時に自習であればおこなうことができるのです。
では、なぜ授業に出ないで自習をしようという考えになるのかというと、自宅や授業後には自習したく無いからという声や、まずは自分の勉強をしたいという理由が多いのです。
そのような考え方では志望校が高ければ高いほど合格は難しくなってしまいます。
そのため、時間割通りに授業には出て、その後に自習の時間を確保することが勧められるのです。
河合塾の浪人生は時間割通りに勉強するべきかどうか、まとめ
河合塾の浪人生は時間割通りに勉強することがオススメできます。
なぜなら、自習の時間は十分に確保ができるからです。
次週の必要性は否定しません。
しかし、国公立志願者であっても、20時や21時頃からは自習をすることができます。
日曜日などに自習することもできます。
さらに、やりたいことは、どんなに忙しくてもこなすものです。
自習を本気でおこないたいと思ったら疲れていたとしてもおこなうでしょう。
しかし授業は一度出席しないと取り戻すことはできません。
まずは素直にプロの講師を信じてやってみましょう。
それでも納得できない場合にはしっかりとプロに相談をして対応しましょう。
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