「離職率が10%を超える企業は働きにくいのか働きやすいのかわからない」と思っていませんか?
確かに離職率が10%を超える企業がいい企業なのか悪い企業なのかわかりにくいのはその通りですが、実は離職率10%を超える企業の良し悪しを見分ける方法があるんです!
今回は離職率10%を超える企業の良し悪しを見分ける方法が気になる方に向けて、離職率10%を超える企業の良し悪しを見分ける方法などを解説します。
【離職率10%(パーセント)】定義によって離職率の算出方法は変わる
離職率10%を超えると言っても実は企業によって離職率の算出方法が異なったりしています。なぜなら離職率には明確な定義がないからです。
そのため単純に離職率10%と言っても、どのように離職しているかの中身がわからない状態では、その企業が良い企業なのか悪い企業なのかわかりません。以下に離職率の算出方法について紹介します。
【離職率10%(パーセント)】定義によって離職率の算出方法1
一つ目の離職率の定義は、
「年度当初の在籍人数に対して年度末の退職者の数を割合として数える」
というものです。
例えば年度当初に100人の在籍社員がおり、年度末に10人の退職者がいた場合には離職率10%となります。
この離職率の定義では、定年退職者なども含まれてしまうため、本当に知りたい「仕事が辛くて辞めた」という人の数を見抜くことができません。
【離職率10%(パーセント)】定義によって離職率の算出方法2
次に紹介する離職率の定義は、
「新卒で入社した社員や中途採用された社員が入社して1年〜3年などの一定の期間に離職した割合」
というものです。
こちらは離職率と同時に定着率についても見ることができる離職率の定義となっています。
実際に就活前などに、その会社が良い会社なのか悪い会社なのか、社員が定着する会社なのか、定着しない会社なのかについて見抜くには参考にできる離職率です。
【離職率10%(パーセント)】適正な離職率は
離職率の定義がわかったところで、次に知りたいところは適正な離職率というものです。しかし「適正な離職率」というものは存在しません。
先入観で、離職率が低い企業の方が良い企業だと思われがちです。しかし離職率が低ければ低いほど会社の風通しが悪かったり、閉鎖的な雰囲気だったり、生産性が著しく低く将来性がない企業だという可能性があります。
また離職した人が企業的に有益な人材であれば、企業に問題がありますが、新陳代謝という意味で、離職していく人が会社に適していない人の場合には健全な離職だと言えます。
もちろんですが離職率が高いければ良いということでもありません。特に離職率の定義で二つ目に紹介した「新卒者・中途採用者の離職率」については注目をしておきましょう。新卒者や中途採用者の離職率が高い企業は、将来的に伸び代が低いと言われています。
離職率10%(パーセント)以上の「ダメな企業」の特徴
こちらでは離職率10%以上のダメな企業の特徴を紹介していきます。
離職率10%(パーセント)以上の「ダメな企業」の特徴1:休日出勤が多い
休日出勤が多く、離職率が高い企業の多くが離職率10%以上の「ダメな企業」です。
これは単純に「仕事が辛いから辞める」という人が多いという証拠です。
離職率10%(パーセント)以上の「ダメな企業」の特徴2:業界が縮小している
その企業の業界自体が縮小傾向にある場合も、離職率10%以上の「ダメ企業」です。
これは業界自体に人が少なくなっており、離職率が上がっているということです。そのような企業は将来性が低いと言えます。
離職率10%(パーセント)以上でも「良い企業」の特徴
次に離職率が10%以上でも「良い企業」だと言える特徴を紹介していきます。
離職率10%(パーセント)以上でも「良い企業」の特徴1:会社の将来性が高い
一つ目に紹介する特徴は会社の将来性が高いということです。
成長企業の多くは、どうしても企業内での労働が過熱していき、ギブアップしてしまう社員もいます。
しかし、その企業自体のヒートアップについていくことができれば将来的には安定した企業となることができる可能性があります。
離職率10%(パーセント)以上でも「良い企業」の特徴2:新入社員育成がしっかりしている
次に紹介する離職率10%以上でも「良い企業」だと言える特徴は、新入社員育成がしっかりとしているということです。
例えば研修期間が長期に設けられていたり、ヒアリングなどを実施している企業がそれに当たります。
また入居サポートなどの生活へのサポートがあるかどうかも大切な基準となってきます。
離職率が10%(パーセント)かどうかは関係がない!その企業の特徴に注目しよう!
上記で紹介したように、「離職率が10%を超えるからダメな企業」だと決めつけることはできません。
それよりもなぜその企業の離職率が高いのか・低いのかの分析をしつつ、企業の特徴に注目をしていきましょう。
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