塾講師は生徒を恋愛対象にしてはいけない理由と対処法

「塾講師はかわいい生徒と恋愛することがあると思っていませんか？

確かに世の中には生徒を恋愛対象とする先生も居ることは否定できません。

しかし、生徒を恋愛関係にすることは大きなリスクをはらんでいます。

今回は塾講師が生徒を恋愛対象であるにしてはいけない理由を解説していきます。

塾講師が生徒を恋愛対象にしてはいけない理由

塾講師が生徒を恋愛対象にしてしまうと条例に反する可能性がある

そもそも各都道府県の定める条例に反する行為であるということが言えます。

青少年保護育成条例というのが世の中にはあります。これにより、18歳未満の異性との体の関係は同意の上であっても問題になります。そのため、塾講師が生徒と恋愛をすることで大きな問題となる可能性があります。そのため、塾講師と生徒が恋愛をすることは絶対にいけないのです。

仮に、身体の関係が無く、大人に一方がなるまで待ち、正しい判断ができるまで待つという考え方もあります。この場合でも塾講師が生徒を恋愛対象にしてはいけない理由があります。

塾講師が生徒を恋愛対象にしてしまうと指導性を発揮できない

塾講師が生徒を恋愛対象にしてしまうと指導性を発揮できなくなってしまいます。

塾講師は、時には生徒たちに厳しい叱責もしなければいけない場面があります。しかし、塾講師が生徒を恋愛対象にしてしまうと生徒に気に入られたいという思い、かわいいという思いから叱ることができなくなってしまうことがあります。

これでは、本末転倒であり塾講師の仕事である生徒の学力を伸ばすということができなくなってしまいます。

学力の上がらない塾にお金を払い続けるほど保護者は寛容ではありません。

そのため、生徒への指導性を発揮できなくなってしばらくすると生徒は塾を辞めてしまうことになるケースがほとんどです。

そして、生徒が辞めてしまい生徒数が減ること、指導性が発揮できず学力を上げることができない場合には塾内での講師の立場も危ぶまれてしまいます。

そのため、塾講師が生徒を恋愛対象にしてはならないのです。

塾講師が生徒を恋愛対象に見てしまう理由

塾講師が生徒を恋愛対象としてみてしまう理由は、年齢の近い異性と会話をする機会が少ないからです。

塾にもよりますが、１つの教室で勤務している人は少人数であることがほとんどです。普通であれば事務、と講師が数名でしょう。塾の業務は子供たちが学校が終わってからになるので必然的に帰宅時間が遅くなります。帰宅時間が遅いということは、激務と言えます。激務のために女性の講師は少ないことが一般的です。

そのため、異性と接する機会が極端に少ないのです。あとは、学校の教師か、保護者くらいのものなので、生徒を恋愛対象として見てしまうことがありえるのです。

塾講師が生徒を恋愛対象にしてしまった場合の対処法

塾講師が生徒に恋をしてしまった、あるいは恋愛対象として見てしまった場合には少し距離を置くようにしましょう。

あくまで生徒です。お金を支払っている保護者は異性として自分の子供を見てもらうために塾に入れているわけではないのです。自分の生活も狂ってしまう可能性に関しても距離を置いている間に考えることをお勧めします。生徒に恋をしたとなると大変な騒ぎになります。最近の塾では、悪い評判が広まってしまうことを避けるために、こうしたケースには厳しく対応をしていきます。減給や罷免ということも珍しくないのです。

また、塾講師になった理由について振り返ってみることも効果があります。教育という業界に身を置いている人は、理想を持っていることが多いです。

給与面でも高い給与では無く子供のためと言われてサービス残業をすることも多い教育業界に就職をしているのです。

一度は生徒のためにと理想に燃える気持ちがなかったといえば嘘になるでしょう。

そうした気持ちを今一度思い出しましょう。

決して子供たちと恋愛関係になるために教師という職を選んだわけではないはずです。

そして一度距離を置いて自分の生活、生徒の生活について考えてみましょう。

距離を置くということは意外と大切なことです。

普段から塾講師をしていると子供たちと接する機会が多く大人と会話をする機会が少なくなりがちです。すると、自分も子供時代を思い出して生徒との恋愛など気持ちが危うい方向へ向かってしまうのです。

子供同士の会話に対して同じ目線まで下がって話をすることは子供たちから信頼を得るために大切なことですが、塾講師はあくまで大人です。同じくらいの年齢にはなりえません。