受験を失敗してしまった時に親のせいだと思っていませんか。
確かに、学力に遺伝が関係しているという研究発表がおこなわれたこともありました。
親の年収が子供の学力に関係するということも話題になりました。
しかし、親のせいにばかりしていては、自分の可能性をせばめてしまいます。
どのように考え、気持ちを切り替えていけば良いのかを本日はお話していきます。
受験失敗が親のせいだと考えられる理由
受験に失敗した理由が親のせいだと考える気持ちはよくわかります。
受験には親のサポートが不可欠だからです。
例えば、予備校や塾に通うための金銭的なサポート。
参考書を購入するための金銭的なサポート。
能を活性化するための栄養ある食事のサポート、睡眠時間を確保できるようにしてもらうためのサポートなど親子で取り組まなければ乗り越えられないものが入試です。
だからこそ、親の年収に比例して子供の学力が決まってしまうという説が話題になるのです。
考えてみると、親の年収が高ければ、有名な講師の授業を受講させてあげることもできます。
そして、栄養なども本を買うなど、親が学ぶことで最大限のサポートをしてあげることができます。
そもそも受験に向けた勉強の前から私立の中学校に入学させるなど幼稚園から高校生までのサポートも良い教育と言われている教育を受けるためには金銭的なサポートが不可欠です。
だからこそ、受験に失敗したことに親は無関係だとは言えないのです。
受験失敗が親のせいだと言うことを辞めるべき理由
しかし、受験失敗を親のせいにばかりしてはいけないということです。
なぜなら、親のせいにすることでは何も状況が変わらないからです。
子供は親を選べません。同様に、親も子供を選ぶことはできません。
そして、親のせいにしていても状況は何も変わらないのです。親の年収が高ければもっといい大学に合格することができたのにと考えていたとしましょう。
しかし、親の年収は自分の力ではどうすることもできないのです。
これを、受験失敗は自分のせいだと考えるとどうでしょうか。
受験は自分の力不足であったと考えるならば、自分の力を高めることで状況は改善させることができます。
このような考え方を原因自分説と言います。
何か出来事があると原因や理由は常に自分にあると考えることで自分の成長が止まらないという考え方です。
確かに親のせいもあるのかもしれません。しかし、原因を自分に求めることで、更に前に進むことができるのです。
それならば、原因を常に自分に求めるべきなのではないでしょうか。
受験失敗が親のせいだと考えてしまう時の対処法
まずは、受験失敗に関して原因だと思えることを書きだしてみましょう。
その中には親の責任ということも入ると思います。
そのうえで、自分で変えることのできるもの、自分ではどうしようもないものを分けるようにしましょう。
これにより、原因の全てを自分に求めなくとも、自分で切り開くことのできる内容を見極めることができます。
例えば、大学受験に失敗した場合、予備校に通うことができない、金銭的にサポートがないということは自分ではどうしようもないことです。
しかし、自分にできることは、学力を上げるために別の方法を探すということです。
あるいは、自分でアルバイトをして親からのサポートに追加でお金を出して有名な先生の授業を受けることができます。
そのような場合、アルバイトを自分がしている間にライバルたちは勉強する時間があると考えて親のせいにしたくなってしまうことでしょう。
しかし、自分にはどうしようもないことは一旦切り離すのです。
時間を確保したいのであれば、youtubeなどの動画配信サイトを使用すると予備校や塾の先生が動画をあげているものも多くあります。こうした動画を見ながら学習を進めることもできます。
もしくは、授業CDや授業DVDの付録がある参考書も現在では多く販売されているので、そうした参考書を活用して自分で学習すれば良いのです。
このように、自分が変えられるものを探すことで、どんどん自分の本来の目的に近づいていくことができるはずです。
本来の目的とは、親に対して不平不満を言うことではなく、目標とする入試を突破することであったはずです。
受験失敗を親のせいにしている人に伝えたいことまとめ
受験失敗を親のせいにしたくなる気持ちは誰もが理解してくれるものです。
しかし、ここまでお話してきたように親のせいにばかりしていては前に進むことができず、これから先も、親のせいでと言い続けることになってしまいます。
そのため、まずは自分で改善することができる失敗の原因を見つけ出し、最善の方法が取れなかったとしても今よりも良い方法は無いかと探してみましょう。
自分で今与えられた環境の中でベストを尽くすことができる人は最後まで成長をしていきます。口でプラスのことを言い続けると夢は叶うのです。
目標だけでなく、マイナスのことも語ってしまうと吐くという字になってしまいます。
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